こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。
コロナウイルスに恐怖を日々感じるニュースがたくさん流れてきていますね。
先日100円ショップに行ったら、マスクが4枚で220円で売られていました。
そのマスクを持ってレジに並んでいる人だかりを見ると、日々何かある前に準備をしておくのは必要なことであると感じました。
さて、今回のブログは“うつ病と診断された時から、病院を変えるまで”のことを振り返ってみようかと思います。
心療内科・精神科は増えていますが、どの病院が良い病院なのか分からない人も多数居ると感じます。
少しでもその不安が取り除けられるようなことを書いていけたらと思います。
最初の病院は…
当時（今から数年前）は現在よりも、当日受診の病院が多くありました。
最初に予約をする時、口コミを見て選択する方が多数居ると思います。
私もそうだったので、条件に当てはまる良さそうな病院を電話してみました。
しかしあえなく撃沈(笑)
全ての病院が新規の患者様を受け入れていませんでした。
再度考えてみると…自分の状況に緊急性を感じ、すぐに行けるところを探しました。
予約の電話は仕事の忙しかった私に代わって母がしてくれました。
初めて来院してみると、待っている患者さんの数に驚きました。
心療内科の需要は年々上がっていると専門学校で習ったものの、最初はびっくりしました。
問診表を書いて、奥の部屋に通されました。
一人の看護師さんが心理検査と今回不調を感じたきっかけを聞いてくれました。
１時間くらいお話をした後に、次は先生に呼ばれました。
単刀直入に病名を伝えられ、“薬を飲まないと現状は改善しません”とはっきり言われました。
その時薬の名前を聞きましたが、精神科の薬までは把握出来ていなかった私…
依存性が強い薬をたくさん出されてしまいました。
ここで依存性が低い薬が良いと伝えていたら、断薬も簡単だったかもしれません。
そして先生に言われたことは、“仕事は休職した方が良いです。働き続けていたら、大変なことになります。”ということでした。
ここで私は休職すれば良かったのですが、変な意地が付きまとい、働き続けるのです。
休職してから…
休職を勧められてから２ヵ月後…朝身体が鉛のように重くなり、起き上がれなくなってしまいました。
病院では薬を更に追加され、２週間に１回の通院ペースになりました。
ここの病院では特に先生から、精神療法的なことは言われず、ただ運動と日記は書いてねと言われただけでした。
復職のタイミングも“任せる”と言った感じでした。
先生の意見が知りたいのにと思うこともしばしばありました。
その病院に通い始めてから1年ほど経った時、朝起きるのが辛い、頭が重い、首と肩が痛くなるという話をしました。
今思えば、これはうつ病の症状なので、抗うつ薬を処方してくれたら、良くなっていたかもしれませんが、当時私は抗うつ薬を処方されておらず、症状に対して改善する薬しか出されていませんでした。
そのために３つの症状に対して、対症療法となる薬を３つ増やされました。
中には新薬と言って、３週間分で１万円になる一粒何百円とする薬は処方されました。
最終的に１０個近い薬を飲み続け、効果も何も分からない状態が続きました。
病院を変えようと決意
不信感が募った私は、病院を変えようと決意しました。
このまま薬漬けになりたくないという気持ちが一番でした。
しかし病院を探すことは容易ではなく、良い病院を求めると、家から遠い場所しか残っていませんでした。
私が次に行った病院は受診の前に先生に質問を一度だけメールですることが出来るという他の病院にはないシステムが導入されていました。
すぐにメールを送り、返信を待っていると…
丁寧な返答が返ってきました。
当時は当日受診が出来る病院だったので、予約をして来院しました。
その病院でも心理検査と話を聞いてくれる方が居ました。
先生に呼ばれると、“抗うつ薬を飲んでないから根本的な治療が出来ていなくて、症状が出ているね。”と言われ、依存性の低い抗うつ薬を処方されました。
(確かレクサプロでした)
その後も薬は多くても４種類で留まり、今現在は２種類となっています。
先生には今後断薬を進めていきたいと話をしており、理解してくれています。
当初の病院を信じて今も通院していたら、確実に薬の依存になっていたと思うと、病院選びと主治医の先生との相性は本当に大切であると思いました。
これはカウンセリングでも言えることで、同じ方向に向かって歩いていかなければ、空回りすることも多くなるということです。
今回は私の経験から、心療内科について書かせていただきました。
少しでも病院選びの参考になれば幸いです。
尚、心療内科の紹介などは行っておりませんので、その辺はご了承ください。
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未
