断薬について①抗うつ薬編~小田の経験から

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。

今年は雪解けが早かったので、もう自転車出勤ができるようになりました。
全国的にも桜の開花時期が早いようで、北海道での桜も早く見れそうですね。

春は、環境の変化が起こりやすい時期ですし、季節の変化に伴って、心身ともに調子を崩しやすい季節です。
小田がうつ病を発症したのは、春の転勤後でした。

今になって思うと、蓄積した数年単位の疲れがコップの中にどんどんたまっていたのに、その存在を認めずに、ひたすら前だけ向いて走り続けて、ある日突然、それほど大きくもない段差につまずいて、思いがけずに転んでしまい、そこから起き上がれなくなった…みたいな感じでした。

いやいや、このくらいの段差、いままでもあったでしょ。
そんなんでつまずかないし、つまずいたとしても、転ばないでしょ。
百歩譲って、転んでもすぐ立ち上がれるでしょ。
そして、すぐ走るでしょ。

というのが通常モードなんですが、当時は底なし沼の奥底に沈んで、なかなか這い上がる気力がわきませんでした。

どこからどう見ても「ザ・うつ病」というくらいの典型的なうつ症状がたっぷりあったのに、「本当にそうなのかな…」とどこか疑い続けているような。

幸いなことに、当時の症状、通院や薬物療法の経過は、小田メモ魔( ..)φにつき、全て残っているので、抗うつ薬の断薬までの経過をミニ連載でお伝えできればと思います。

◆うつ病の通院期間って実際どのくらいなの?

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個人差がありますし、発病までの経過、発病してからの治療経過にもより一概には言えない面がありますが、小田が通院していた期間は「2年半」です。

どうでしょう。長いなと感じますか。

通院ペースを数えてみると、こんな感じでした。
① 週に1回ペース→最初の2回
② 2週間に1回ペース→19回
③ 月に1回ペース→1年
④ 2月に1回ペース→2回
⑤ 最後の診察は④の3か月後

③の後半の期間に、主治医から「寛解と考えて良い状態ですが、念のためにもう少し通院と投薬を続けて、徐々に減薬を考えていきましょう」とのお話がありました。

私自身も、うつ病は再発をしやすい病気であり、再発を繰り返してしまうと、そのたびに寛解率が下がってしまうことを知っていたので、焦らずにじっくりとやっていこうという心構えで、たんたんと通院を続けました。

④⑤の期間は、維持療法としての通院と減薬調整期間と考えると、うつ病の「治療」としての通院期間は「1年10か月」です。
それでも、短くはないですよね。

カウンセラーとして、休職中のメンタルケアを担当させていただく上での体感としても、一度うつ病を発症してしまうと、もちろん、重症度にもよるのでしょうが、年単位での治療になってもおかしくはないなというのが実感です。

あくまでも一つの参考とお考えください<(_ _)>

◆抗うつ薬の飲み始めの注意点

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抗うつ薬の投薬について、実際に効果が発揮されるのは数週間を要する一方、副作用は早期に生じることに注意が必要です。

これまでの人生において、「抗うつ薬」などのメンタル系のお薬を飲んだことがない場合、副作用や依存性、効果の出方など心配に感じる方が多いと思います。

抗うつ薬は、胃薬や風邪薬などのように、飲んですぐに効果が発揮されるお薬ではありません。
じっくり体にたまって、徐々に効果を発揮するお薬です。

その一方で、吐き気などの副作用は早期に出てくることが多いので、「たいして効果を感じられないわりに吐き気がするから、心配になって服用をやめてしまう」という現象が起こりやすいのです。

主治医がそのあたりのことを事前に丁寧に説明してくれるといいのでしょうが、多くの場合、投薬開始はうつ病の「急性期」という、状態があまりよくない時期です。

仮に説明をしてくれても、頭の中がいっぱいいっぱいになっていて、主治医の言っていることがぼんやりとしか頭の中に残っていない時期でもあるし、そうした状況を踏まえ、主治医の方でも聞かれない限り、薬の内容や効果の出方などの説明をしない場合も多いと思います。

◆じっくり構えていきましょう

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自らの経験も踏まえ、抗うつ薬を飲む前に、次のような心構えがあれば、気持ち的に焦らずに受け止められるのかなと思う大事なポイント2つお伝えします。

① 抗うつ薬は効果が出るまでに時間がかかるけど、副作用は早めに出ることが多いので慌てない。そういうもんだと覚悟を決めておく。
② 副作用らしき体の不具合が出たら、「いつ」「どのような症状で」「どのくらい続いたか」をメモしておいて、主治医に電話又は診察の際に聞く。自己判断で中断・減薬しない。

色々、焦るんです。
気持ち的に落ちているから、マイナス思考のドツボにはまりやすいし、判断もあやまりやすいんです。

それも仕方ない。
だって、うつなんだからさ。

と、当時の自分に語りかける気持ちで、連載を続けていこうと思いますので、よろしくお願いします。

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