こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
音楽を聴くことは、心を元気にしたり、落ち着かせてくれますよね。
また、曲は、季節に沿ったテーマのあるものも多いですよね。
その一方で、たとえば、春が来ているけれど、春を待ちわびる曲を聴いたり、季節に関係なく、曲を聴いている杉野です。
季節に合わせた曲を聴くのも良いですし、季節関係なく、自分が聴きたいときに聴くのもまた良いですよね。
さて、今回は、「他人の反応のために行動しなくていい」というお話です。
他人の反応ばかりが気になる
「あの人が、自分を否定してくるだろうから、やめておこう」
「周囲の人がこう思うだろうから、やめておこう」
何か行動を取ることで、誰かがそれに対して反応をする。
それは、人と関わる上で、避けられないことともいえます。
それだけに、他人の反応が気になり、心に負担感が増してしまうことがあるかもしれません。
「他人の反応というのを、よく気がつく」
そんなとき、たくさん気がつくけれども、対処が追いつかず、苦しくなる。
「他人の反応が予想できない」
なぜだかいつも迷惑をかけてしまうから、人と関わるのが、嫌になってくる。
そんなふうに、他人の反応により、つらく、苦しくなり、さらに、他人の反応が気になってしまう。
そんな循環になり、苦しくなるものですよね。
他人の反応は、反応に過ぎない
他人の反応というのは、たしかに、自分にも影響します。
他人が喜ぶ姿や笑顔は、こちらも明るい力をもらえます。
一方で、他人が悲しんだり、怒る姿は、こちらも萎縮してしまいます。
ただ、他人の反応は、反応にすぎません。
そこに大きな意味はないことが多いと言えます。
ただ、自分が他人の反応で、傷つくのも事実です。
そのため、他人の反応の意味を大きく捉えてしまうものです。
他人の反応は、自分が大きなものだと位置づけている。
どんどんと、他人の反応に大きな意味づけをして、膨らませている。
そして、その膨らませたものに、さらに苦しんでいる。
そのように考えることで、自分で、問題を大きくしている部分もあるかもしれないと少しだけ客観的になれるともいえます。
客観的になれると、冷静さにつながり、心を落ち着けることにつながるといえます。
また、自分が、いかに、他人の反応を気にして生きているか。
それを知ること、気づくことが大切だと言えます。
そして、なぜ気にしているのか。
それもまた見つけてみる必要があると言えます。
もちろん、周囲に合わせるところは合わせることも大事です。
一方で、
「誰のために生きているのか」
それを見つめてみることは1つ必要かと思います。
誰の反応を重視するか
他人の反応が気になるときに、すべての人の反応が気になる場合があります。
そうすると、人それぞれ異なる反応をするので、何をしても、嫌な反応で傷ついてしまいます。
「自分を理解しようとしてくれる人に伝わればいい」
「自分を大切にしてくれる人に届けばいい」
そのように、対象を限定する。
たとえば、自分らしく振る舞って、それを喜んでくれる人に対象を絞れば、自分らしくいるだけで、大丈夫なので、非常に楽です。
たしかに、現実には、色んな人と接したりするので、なかなか割り切りづらいかもしれません。
しかし、対象を限定する視点を持つことで、今まで、いかに、全く関係ない人の反応にも意識しすぎていたか。
それに気づくことができます。
そうすると、自然と、自分らしく行動していい場面というのは、増えてくるといえます。
「他人の反応」のために行動しなくていい
周囲に合わせることは大事です。
一方で、「他人の反応」を恐れて、自分を失くしてしまうと、苦しくなります。
そんなときは、「他人の反応」は、反応に過ぎない。
また、無関係の「他人の反応」にまで意識が向いてはいないか。
対象を絞ることで、
「この人に受け入れてもらえれば十分」
「あの人にだけ理解してもらえれば十分」
そういう風に、自分らしい行動に対して、心を楽に前向きに捉えることができ、結果として、心を楽に過ごすことにつながるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠