こんにちは。札幌市にある『カウンセリングこころの羽』の岡本です。
3月に入ってもまだまだ肌寒い日が続いておりますが、皆さまは体調を崩したりしていませんか?
今年はコロナに加えてインフルエンザも流行しているようなので、気をつけていきたいですね。
さて、今回のブログでは、知っているようで意外と知らない“心理療法”について少しお話してみようと思います。
◆そもそも“心理療法”って何?
病名の診断やお薬の処方をすることができないカウンセリングルームにとって、大切なのが“心理療法”です。
これは、メンタルの不調やこころの辛さを会話などを基本とした方法で負担軽減や改善につなげようとする方法のことですが…
この心理療法が医療行為にあたるか、あたらないかは正直なところ難しい部分があります…
お医者さんが診断をしたうえで、必要と判断し、病院で実施される場合は医療行為。
ご相談者さま本人や心理カウンセラーが必要と考えてカウンセリングルームで実施する場合には医療行為には該当しない。
というのが、実際のところ。
今後の法律の変更などで何かしら変わる可能性はありますが、実際のところ“心理療法”のどこからどこまでが医療行為の範囲でどこからどこが民間療法(自由診療含む)なのかの線引きは非常に難しいというのが実際のところです。
分かりやすく表現させていただくとお医者さんの指示で病院で受ける心理療法のみが医療行為の範囲に含まれるということになりますね。
◆とにかく種類が多い心理療法…
では、心理療法にはどのようなものがあるかというと…。
とにかく多くてここですべてをご紹介するのはものすごく長文にしても不可能です(苦笑)
代表的なものだと…
- 認知行動療法:ものごとのとらえ方が変化しやすいように行動も組み合わせながら心理的な変化を促す心理療法
- 認知療法:現在の体験や過去の体験を振り返ったり思い出しながらものごとのとらえ方の変化を促す心理療法
- スキーマ療法:ひとの心の深いところにある価値観を意識したり、無意識レベルで反応してしまう“心の癖”が変化するように促す心理療法
- 家族療法:ご相談者さま本人だけではなく、サポートするご家族ともお話をしながら改善方法を見つけていく心理療法
書き始めるときりがなくなってしまいますが、他にも行動療法、ゲシュタルト療法、音楽療法、読書療法、遊戯療法といったカウンセリングルームで使用されることが少ないものもあります。
◆カウンセリングルームで一番大切な『来談者中心療法』
前述のご紹介には記載しませんでしたが、カウンセリングこころの羽も含む、世の中のカウンセリングルームで一番大切な心理療法は『来談者中心療法』ではないかと私は考えています。
この来談者中心療法は、ご相談者さまと担当カウンセラーの間で信頼関係を構築しながら、他では話せないことを安心してお話していただいたり、どのような考えや話題でも否定されずに聴いてもらうことで自己受容を高め、心の成長や回復につなげていくことを大切にします。
特に重要なポイントとしては、“他では話せないことを安心して話せる”という信頼関係をつくっていくということです。
少し想像してみてください…
あなたの話を親身になって聴いてくれて、あなたの考えを認めてくれる。
そんな信頼できる相手がいたとしたら、日常生活やストレスを感じる場面での負担が軽くなる気がしませんか?
それを実現させるために心理カウンセラーは、日々、自己研鑽や勉強をつづけているのです。
もちろん、ご相談者さまとカウンセラーの相性が良いことも大切なポイントになりますので、「合わないな」と感じるカウンセラーのカウンセリングを無理に継続する必要はありません。
あくまでもあなたにとって「安心して話せる相手」を選ぶことが大切なのです。
◆利害関係が発生するとうまくいかない来談者中心療法
「安心して話せるだけで良いなら、相手は心理カウンセラーじゃなくても良いのでは?」
そんな考えが頭に浮かんだかたもいるかもしれません(^^;
確かにその通りです!
などというと、私たちカウンセラーの役割がなくなってしまいそうですが、「本当に安心して話せますか?」というのが非常に大切なポイントであり、カウンセリングルームの必要性が年々高まっている理由の一つなのではないでしょうか。
例えば、ご夫婦や恋人などパートナーや親、兄弟に話す、相談するというのも選択肢の一つです。
その場合…こんなことが頭に浮かびませんか?
「あまりネガティブなことを言うと嫌われないかな…」
「相手が疲れているときに話しかけると不機嫌な態度をとられそう…」
「本当のことを全部話すと不安にさせたり、心配をかけてしまいそう…」
こころの負担になるような出来事や気持ちというのは、少なからず身近な相手にも影響を与えるもの。
それを当事者にもなり得るパートナーに話してしまうと…。
これが絶対にダメですよとは言いません。
上手に話を聴いてくれるパートナーがいる方はカウンセリングを必要としない場合もあるかもしれません。
ただ、相手も人間です。
受け止められる気持ちの大きさやそのときのコンディション、本人の心の状況などによって、あなたの期待通りのコミュニケーションをしてもらえる可能性は100%とは言えないかもしれません。
もちろん、「心理カウンセラーが100%あなたの期待通りの反応をしますよ」とは言い切れないのですが、それでも“こころのプロ”として技術を学び、自分の心の整理をしている+適度な心の距離でサポートができることで前述したような「相手への気遣い」をせずにあなたが考えていることをお話いただけるのがカウンセリングの大きな特徴です。
この安心して話せる時間をつくるための方法が心理療法の一つである「来談者中心療法」の基本的な考え方となります。
◆信頼関係の深さでカウンセリングの質は変化していく
来談者中心療法以外の心理療法も必要に応じて組み合わせていくのが『カウンセリングこころの羽』のスタイルですが、信頼関係が構築される前の段階で無理な心理療法の押し付けなどはしませんので安心してください。
あなたの気持ちや考え、現在の状況やこれまでの経験などを伺いながら、信頼関係が深まっていくなかで必要なアドバイスや改善のためのポイントなどをお伝えしていくことになります。
一般的な相談(家族や仕事仲間などへの相談)の場合、どうしても「結論」を急いでしまい、結果としてあなたの負担になるようなアドバイスを言われてしまうことも少なくないかもしれません。
カウンセリングでは、そのような負担は逆効果になることを把握した心理カウンセラーが話し相手になりますので、少しずつ少しずつ、あなたのこころの変化や成長にあわせたサポートをさせていただきます。
いかがだったでしょうか?
心理療法は種類も多く、効果の違いも大きいため、「自分に効果がある心理療法はどれだろう?」と考えだすと迷路に迷い込んでしまいます…。
それであれば、「自分と相性が良さそうなカウンセラーは誰だろう?」という視点でカウンセリングを検討してみる方がより効果的な体験になるかもしれません。
カウンセリングこころの羽では、複数の心理カウンセラーが在籍していますので、お悩みの内容によって担当者をお選びいただいても大丈夫です。
是非、あなたと相性が良さそうなカウンセラーを見つけてみてくださいね(^^)
『カウンセリングこころの羽』岡本教兵