カウンセリング事例|休職や復職に関するご相談

カウンセリング事例について

この『カウンセリング事例』のカテゴリーでは、様々なお悩みの対して『カウンセリングこころの羽』ではどのようなサポートが受けられるのかをご紹介させていただきます。

実際のカウンセリングでは、ご相談者さまごとに個別のサポートを担当する心理カウンセラーと一緒にサポート方法を決めていく流れとなります。

一つの参考例としてご一読いただけますと幸いです。

※このカウンセリング事例でご紹介する内容は個人のご相談者さまの具体例をご紹介しているわけではありません。

年間千件を超えるカウンセリング事例の中から『こころの羽』としてのサポート事例としてまとめて記事を作成させていただいております。

ご相談内容がウェブ上や他の相談者さまへ公開されることはありませんので、ご安心くださいませ。

休職のSOSをつけたボトル

休職の判断基準は?

うつ病やうつ状態などの悪化に伴いお仕事をお休みすることは、最近だと珍しいことではないかもしれません。

その一方で自分自身に当てはめてみると「休職までの必要はないのでは?」「休む余裕なんてない」「周囲の人に何て思われるんだろう」などと考えて無理を続けてしまう方も少なくないと感じます。

心理カウンセリングの視点だと許容範囲を超える違和感を覚えた場合には、休職のタイミングとしては早ければ早いほど良いと考えることができます。

なぜなら、無理を続けてしまうと最終的には精神疾患と診断されるほどの重い症状になったり、回復した後にも症状を繰り返す可能性が高くなる傾向にあります。

カウンセリングルームでは、法律(医師法)の関係で心療内科や精神科病院のような「診断」は行うことは出来ませんが、現在抱えている悩みや自覚症状を伺いながら会社に出勤しながら心や体調を整えていく方法が良いのか、休職も視野に入れながら考えていくべきなのかをアドバイスさせていただくことが可能です。

休職を考えるにしても病院での診察を受けるにしても、最終的にはご相談者さまご自身で決める必要はありますが、自分でもどうしたら良いか分からない…という状況になった場合には、早めにカウンセリングルームへご相談いただくのも一つの選択肢だと私たちは考えています。

休職期間の過ごし方-ストレスとリラックス

休職期間の過ごし方

うつ病や適応障害などでも症状が重い場合や会社へ通勤しながらだと回復が難しいと心療内科や精神科病院に診断された場合は、休職に入ることになるかもしれません。

カウンセリングこころの羽では、休職期間中の生活についてもご相談者さまへアドバイスさせていただいています。

とくに重要なのが、身体を休ませることと心(=脳)を休ませること。

お仕事を通じてメンタルヘルスに問題が生じる場合のほとんどは、ストレスが原因だと推測されます。

このストレスには一般的に連想しやすい「心理的ストレス」(対人関係やプレッシャーなど)とは別に「身体的ストレス」(一般的には身体の疲れと表現されるもの)があります。

これら2種類のストレスの合計が心のストレス許容量を超えたときに心や身体の不調を発生させると考えることができるのです。

身体を休ませることは身体的ストレスを軽減させることができますが、お仕事を休んでいる「罪悪感」や「職場への怒り」「将来への不安」などを頭の中でずっと考えながら自宅で過ごしていたりすると心理的ストレスが日常生活以上に溜まっていくことになります。

こうなってしまうと、どれだけ長い期間休職したとしても症状や体調、気分は良くならず、逆に悪化してしまうこともありえます。

そうならないためにも気持ちの整理を心理カウンセラーなどの専門家にサポートしてもらいながら、本当の意味でゆっくり休んでいくことが重要なポイントになるのではないでしょうか。

復職の手を差し出すスーツの男性

復職のタイミングは?

症状の重さや個人の傾向、価値観にもよりますので、一概に目安を決めることは出来ませんが、一つの目安としては「人と会いたいな」と感じたり「外に出かけたいな」などの気持ちが自然と湧いてくるようになってくると復職を検討できるタイミングです。

もちろん、元々「人間嫌い」「家から出るのが嫌い」などの価値観をお持ちであれば別の基準を考える必要がありますが、心理療法の視点から見て正しく休めた場合には何らかの心の変化が現れてくるものです。

そのタイミングを見逃さず、無理をし過ぎずのバランスを見極めて復職を検討することが復職後にも順調に仕事を再開できるポイントになります。

復職時には、時短勤務や休みの日数を増やすなどの段階的に職場環境に心と身体を慣れさせる期間を設けることが大切です。

休職制度がある職場であれば、それぞれの職場の復職基準やルールも設定されている可能性がありますので、就業規則や上司への確認をしながらスムーズな職場復帰を目指していきましょう。

休職したけれど、復職ではなく退職(転職)したいと考える場合もあるかもしれません。

そんな時にも継続的なサポートを出来るのが、カウンセリングこころの羽の特徴ですので様々な悩みや想いを担当カウンセラーにお話しながら、あなたにとって“最善のプラン”をカウンセラーと二人三脚で見つけてみてくださいね。

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』