こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。
前回は対応策の第一弾として、自分自身のことを中心に記載させて頂きました。
今回は私が身近な存在である家族・友人からのサポートについて、書いていこうと思います。
身近な方が社会不安障害で悩んでいる時、どうしたら良いのか、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
家族からのサポート
当時より私は札幌の実家で暮らしており、身近な家族からのサポートを受けることが出来ていました。
最初は両親ともに私の症状を見て、一時的なものと考え、気にも留めていなかったと思います。
しかし徐々に痩せていく私を見て、食事面のサポートや病院への付き添い等、たくさんのサポートをしてくれました。
その一部を記載していきたいと思います。
1.食事面のサポート
食事がとれない私に対し、母はゼリー飲料や果物をすり潰したもの、素麺やそば、ココア等を用意してくれました。
そして必ず野菜ジュースか青汁を飲んでいました。
一時期は素麺と果物をお弁当に持って行ったこともあります。
一人で居たら、食事を全くとれていなかったと思いますが、母のおかげで、毎日少量でも食事をとることができていました。
2.関わり方
母は声掛けとして、私に対しプレッシャーになるようなことは全く言われませんでした。
辛い時は話を聞いてくれ、“辛いなら休んでもいいよ”と私の想いを受け止めてくれるような関わりをしてくれました。
ここで、“仕事に行きなよ。休むなんて考え甘いから。”等と言われていたら、もっと症状は悪化していたかもしれません。
定期的に外出機会も作ってくれ、私の好きな買い物や温泉に連れてってくれました。
3.休職中のサポート
休職中は病院の付き添いをしてくれました。
病院では主治医の先生に質問をし、今後について話し合っていました。(私はあまり記憶にないですが)
読書が好きな私に、自己啓発本をたくさん買ってくれました。
今でも自宅にたくさんの本があり、たまに読んだりしています(笑)
ライフスタイルを整えるために、早寝早起き、3食をきちんととることを母に協力してもらっていました。
また運動のために愛犬の散歩に行っていました。
4.父からのサポート
ちなみに父からのサポートも記載しておきます(笑)
父は、私が辛い時に車で送り迎えをしてくれました。
職場まで1時間くらいかかりましたが、嫌な顔せず、送ってくれました。
甘いものが好きな私のためにアイスクリームを買って帰ってきてくれることも多々ありました。父なりのサポートだったと今では思っています。
友人からのサポート
友人たちは同職種(リハビリ職)が多いため、サポート方法を熟知していました。
私が辛い時は、時間をとって話を聞いてくれたり、私の想いに共感してくれたり…。
食事がとれそうな時は美味しいご飯を調べてくれ、連れて行ってくれたりもしました。
“無理しなくてもいいよ。”と優しい声掛けをしてくれていたことで、私は前職を続けられていたと思います。
一時期は友人と自分を比較してしまい、“どうして自分ばかりこんな思いをするんだろう…”と思い辛い気持ちになったこともありました。
自分から避けてしまったことも多々あります。
ですが、友人と会話をする時間があることで、少しずつ心が解けていく感覚になりました。
話を聞いて、うなずいてくれる、“大変だったね”と言ってくれる、そんな存在が居ることでとても心強いということが分かりました。
特別なことをしなくても私は良いと思います。
ただ、自分のために話を聞いてくれることだけで、それだけで十分なサポートになります。
社会不安障害は不安が強く出現するため、その不安を和らげてくれる存在と居ることで安心できます。
私自身も当時はそのような存在を大切にして、日々過ごすことで少しずつ不安症状が軽減していきました。
サポートを受けて…
家族・友人等の周囲のサポートはとても心強いものであると思います。
社会不安障害は“生きづらさ”を感じることが多く、分かってもらえないと思うことも多々ありました。
そんな中で、自分の想いを分かってもらえる人が居るだけで、とても心強く感じます。
当時私が付き合っていた人には、病気を理解してもらえず、聞きたくない言葉をたくさん言われたこともありました。
もし恋人がこのような病気で悩んでいたら、寄り添って気持ちを共感してあげるだけでも良いので、否定的にはならずに接してもらいたいと思います。
ちなみに私の友人は一時期パニック障害を患っており、サポートをさせてもらったこともありますので、サポートした側・サポートされた側からのお話をすることが出来ると思います♪
サポート方法が分からないというどこにも相談できない悩み…『カウンセリングこころの羽』で一緒に考えてみませんか?
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未