カウンセリングを身近に…デジタルデトックスで脳を休める

こんにちは。『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店・札幌中央店』稲葉です。

先日、ニセコの自然に触れゆっくりと温泉につかる時間を過ごしてきました。

実は私、ニセコの大ファンでお気に入りの宿に年に3度ほど「おこもり」するのが日常になっています。スマホから距離を取り、ただ風の音や湯けむりの静けさを感じていると、「こういう時間って、大事だし贅沢だなぁ」と、しみじみしておりました♨🌳

普段の生活ではスマホをなんとなく手に取り、気づいたら何十分もスクロールしていることも。

ニセコで過ごした数日間は、意識してデジタルから距離を取ることで、脳と心に「余白」ができるような感覚がありました。

温泉

私にとって、自然や温泉はもちろん癒しそのものですが、今では「意図的に情報を遮断する時間」としても、とても大切なリセットタイムになっています。

今日はあえてデジタルから離れる工夫もメンタルケアに取り入れてみるのもよいかも?をテーマにブログを書いてみようと思います。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

◆私たちが抱える「情報疲れ」

「やらなきゃいけないことがあるのに集中できない」「些細なことでイライラしてしまう」

そんな風に感じた経験はないでしょうか。

これは決して心が弱いからでありません。

もしかすると、脳が情報を処理しきれず、疲れてしまっているのかもしれません。

私はたちは日々、SNSやメール、ニュース、広告など膨大な量の情報にさらされています。

ある調査によると、現代人が1日に受け取る情報量は、江戸時代の一生分に相当するとも言われているそうです。

しかもその情報を、脳は一つひとつ「いる、いらない」を判断し、処理しようとしています。

つまり、脳は24時間フル稼働状態。

何か大きなストレスがなくても「情報の入れすぎ」でじわじわと疲れていることもあります。

◆感情の浮き沈みにも「脳疲労」が影響することも

脳が疲れると、私たちの感情や判断力にも影響が出てきます。

イライラ、不安、気分の落ち込み、注意力の低下、ネガティブな思考の増加…

これらは、「性格のせい」ではなく、「処理オーバーのサイン」として現れることがよくあります。

スマホを見る女性

特に女性の場合PMS(月経前症候群)と重なると、より強くコンディションの乱れを感じる方も少なくありません。

PMS の時期は、ホルモンバランスの変動で感情が敏感になりやすい時期。

そこにデジタルからの刺激が加わると、脳と心はさらに疲れさせてしまいます。

「自分はなんて気分屋なんだろう…」と責めそうになったら、「これは脳の疲れかもしれない」と視点を変えてみると、少し自分にやさしくなれるかもしれません。

◆デジタルデトックスで「脳に空白をつくる」

そんなときにおすすめなのが意識的に情報から距離を取る「デジタルデトックス」です。

デジタルデトックスというと、スマホ断ちをする!SNSをやめる!と気合を入れがちですが、もっとゆるく、自分に合った方法でいいんです。

たとえば…

●朝の5分だけ、スマホに触れず深呼吸。

●SNSを「見る日」と「見ない日」で分けてみる。

●夜はキャンドルや間接照明を使って「視覚情報」も減らす。

●夜寝る30分前は、スマホをオフにして照明を落とし、心を鎮める時間にする。

こうしたちょっとした「余白」が、脳の処理を休め、感情を整える時間になります。

脳は外からの入力がない「なにもしない時間」にこそ、整理整頓を行ってくれます。

◆自分を整える習慣を持つ

私たちは、日々多くの役割や期待に応えながら、誰かのために頑張って生きていますよね。

だからこそ、エネルギーを切れを起こす前に自分を整えることが必要です。

デトックス

「ちょっと疲れているな」「自分の感情に振り回されて自分がわからない」と感じたときは、無理に前に進むのではなく、あえて止まる。感じる。鎮めて整えることも大事なセルフマネジメント。

情報や刺激を少し手放して、心と身体の声に耳を傾ける。

そんな時間が結果として自分を前向きにしてくれるのではないでしょうか。

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『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店・札幌中央店』でお待ちしています。 稲葉 彩