こんにちは、札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
私は、今日は余裕がある、時間があるなと思っても、いつの間にか、時間がなくなって、慌ててしまいそうになることがあります。
不思議なものだなと感じています。
さて、今回は、「もっとゆっくりでいい、もっと少なくていい」というお話です。
挽回したくなる気持ち
![寝室](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
「今日も何もできなかった」
「つらい気持ちが続いて、やることをやれていない」
「何も楽しめなかった」
つらい気持ち、苦しい気持ちが続くと、物事も進みにくくなります。
そして、物事が全然進んでいないことに焦ってしまう。
また、我慢ばかりで自分の時間が持てず、自分がやりたいと思ったこと、楽しみたいと思ったことも進まない。
そして、
「もっとがんばらないと」
「もっと充実した時間を過ごさないと」
そう思ってしまう。
そのように、遅れを挽回したくなる気持ちが出てくるかもしれません。
本来は、もっとスローペースが大事
しかし、そもそも、つらい状況、苦しい状況のときに、速いペースで生きるのは難しいと言えます。
思い描いた理想のペースで生きるのは、難しいといえます。
むしろ、思うよりも、遅い、ゆっくりくらいの気持ちで過ごす、なにかに取り組む。
それが、今の自分にフィットした最適なペースといえます。
なぜなら、つらさが和らぐ、苦しさが和らぐのは、自分のペースで歩めているときだからです。
そして、つらさ、苦しさが和らげば、自然と、嫌でも、ペースが上がるものといえます。
たとえば、足をゲガすると、ゆっくり歩きます。
しかし、ケガが治ってしまうと、そのペースは遅いと感じ、自然とより早く歩きます。
「無理してでも速いペースを続ける」
それが、一見、大事なようで、近道なように感じます。
そうでなく、今の自分のペースに最適な速さで歩む。
それが、つらさ、苦しさを和らげていき、だんだん、元気な自分のペースになっていく道といえます。
つまり、大切なのは、今にとって最適なペースで歩むことといえます。
もっとゆっくりでいい、もっと少なくていい
![白い鉢に入った植物](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
そうはいっても、焦ってしまう、急いでしまうのが人の心というものです。
そのため、
「ゆっくりを意識しているつもりでも、まだ急いでいる。」
「やることを減らしているつもりでも、まだ多い。」
そういうものだといえます。
たしかに、
「早くペースを従来通りに戻したい。」
「やることをしっかりできるようにしたい。」
そういう思いはあるといえます。
ただ、あえて、もっとゆっくり、もっと少なくを心がけてみる。
今はそれで満点とする。
その積み重ねこそが、つらさや苦しさを和らげ、心を楽に過ごす上で重要といえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠