こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岡本です。
新年、あけましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和2年最初のブログ投稿ですので、いつもとは少し違った視点で書いてみようと思い…今回は「札幌の心理カウンセリング事情を考える」というテーマにしてみました。
もちろん、他店舗さんのカウンセリング内容などを熟知しているわけではありませんので、一つの参考としてご覧いただけますと幸いです。
心理カウンセリングを利用するのは、どんな時?
まず、私たちが提供させていただいている「心理カウンセリング」というサービスをどのようなときに利用する方が多いのか…という点について考えてみようと思います。
私自身が心理カウンセリング(心理カウンセラー)という仕事に関わる以前に持っていたイメージとしては、正直なところ“病院以外で心の悩みを相談できる場所”という程度の知識でした。
病院との違いについては、「保険が使えない」「高い」「薬を処方してもらえない」といったネガティブなイメージくらい…。
当時の自分の認識のままであれば、当然、心理カウンセラーを職業として選ぶ可能性は0(ゼロ)だったのではないかと思います(汗)
それが、様々な体験や出会いの中で少しずつ認識が変化していき、「もっとカウンセリングが身近な世の中になれば救われる人たちは大勢いるのでは?」という気持ちを持ったことが、現在、私が心理カウンセラーとしての仕事を天職と思えるまでになった理由の一つかもしれません。
※この様々な体験や出会いについては、今後、「こころの体験記」で触れていこうと思いますので、楽しみにしていてくださいね。
今現在の私の「心理カウンセリング」に対する認識としては…
- 健康保険や医療の範囲に縛られない自由なサポートができる。
- 問題や課題、価値観を扱うことができるため根本解決につながる可能性がある。(中長期的には病院よりも費用が抑えられる可能性がある)
- 薬に頼らないサポート方法が可能
というポジティブなイメージを持っています。
もちろん、人それぞれ“合う”“合わない”があるのが自然ですので、万人に対してオススメなサービスなどと「考え方」を押し付けるつもりはありませんので、ご安心ください。
ただ、心理療法と呼ばれる心の中にある問題や課題、価値観といった傾向性を変化させる“きっかけ”を作れるという点では非常に便利な場所ではないかと感じています。
このように心の問題や辛さを感じたときに「心療内科」や「精神科病院」のような「病院」以外の選択肢が増えていくこと自体が世の中を少しずつよくしていくことに繋がるのではないかと信じて日々、カウンセラーとしてのお仕事を担当させていただいております。
実際に、最近の傾向としては、「うつ病」や「社会不安障害」など心療内科でも専門とされる症状のご相談以外にも「HSP(ハイリーセンシティブピープル)」や「AC(アダルトチルドレン)」「不登校」といった「病気」ではないけれど日常生活に苦しさを感じる傾向のご相談や恋愛、婚活に関するご相談。
ご夫婦のすれ違いや向き合い方に関するご相談など、様々な内容を担当させていただいております。
今までだと「病院」に相談するか、「占い」に相談するか、「知り合い」に相談するか…という選択肢が中心だったところに「心理カウンセリング」が加わり始めていることを素直に嬉しく感じています。
最近の札幌におけるカウンセリングルーム事情は…
ここ数年で札幌のカウンセリングルーム事情は大きく変化して来ているように感じます。
とくに「価格設定」については、「心理カウンセリング」というサービスを提供する上で“限界”に近いところまで来ているのではないかと思います。
そもそも私たち『カウンセリングこころの羽』のカウンセリングプランで「傾聴プラン」は3,500円(税込)とさせていただいている時点で率先して低料金化を進めているという側面もあるのですが…(汗)
それでも個人でやっていらっしゃるカウンセリングルームでは、より低価格化を進めていく可能性もありますし、札幌に限らず全国的な傾向としては、LINEなどで提供される相談サービス(体面形式のカウンセリングとは全く別物だと思うので、あえてカウンセリングという表現は使いませんが)では、分単位での料金設定を行うようなサービスも増えているのが最近の傾向です。
その一方で1時間あたり1万円弱の価格設定をしていらっしゃる公認心理師さんや臨床心理士さんもいらっしゃったり、初回は5千円前後で2回目以降は、回数を指定されて数万円を先払いする形式のカウンセリングルームもあるようです。
このように考えてみると札幌市内のカウンセリング業界は、低価格化と高価格維持の二極化になりつつあるのかもしれません。
もちろん、どちらが「良い」「悪い」ということではなく、ご相談の内容や担当するカウンセラーとの相性によって最終決定していただくのが現実的な選択方法になるのではないかと思います。
2020年の札幌…心理カウンセリングの活用例を大胆予測!?
今年の札幌は、例年と比べると夏にオリンピック競技(マラソン、競歩)が開催されるなど、変化の大きな年になりそうですよね。
私個人としてもオリンピック開催中の札幌中央店の営業をどのようにするべきなのか去年からずっと考え中です(笑)
札幌市中央区南1西13という住所で考えれば、直接的な影響としては「大通」よりは少ないかな…と思いつつも、交通の規制なども考えると事前の調整は必要なのかなと感じています。
…と話が少しそれてしまいましたね(汗)
が、実は、この「オリンピック開催」というのは心理カウンセリングを利用するご相談者さまにも影響が出るのではないかと考えています。
例えば…
- 観光客増加に伴う生活の行動範囲の変化
- オリンピック影響に伴う仕事の業務量の変化
- 警備やボランティアなどオリンピックに関するイレギュラー業務の発生 などなど
考えていくともっと多そうな気もしますが、少し考えただけでもこのような日常からの「変化」が発生するのではないかと思います。
そして、この「変化」というのは「ストレス」を発生させる大きな原因になるものなのです。
例年と比べてスケジュールや行動、準備などを行う機会が増えるということは、その前後で普段とは違うストレスを感じる方が多くなるのではないかと考えています。
そんな時こそ、カウンセリングを上手く活用してストレス解消のためのヒントや業務を上手く進めるためのヒントを持ち帰っていただければ…と思います(^^)
カウンセリングこころの羽の向かう方向は…
私たち『カウンセリングこころの羽』としては、これらの状況も踏まえ、今年も引き続き「利用しやすい」価格設定は維持しつつ、より「質の高いカウンセリング」を提供させていただけるようなプランやスタッフの教育や増員を進めていこうと考えております。
2019年は、非常に多くの方にご利用いただいたものの、その結果としてご希望日程でのご予約を承れなかったり、当日のご予約の空きがなくお断りをすることになったり…と不本意な状況にもなっていましたので、お陰様でご好評いただいているカウンセリングの質を維持&向上しつつ、より利用しやすい状況を作って参ります。
まだまだ至らない点もあるかと存じますが、2020年も引き続き最善を尽くして「心理カウンセリング」というサービスをご提供させていただきますので、今後ともご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岡本教兵