こんにちは。『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店・札幌中央店』稲葉です。
今年は例年より気温の変化が激しいような気がします。
春や秋をゆっくり味わう暇もなく季節が変わってしまった感じですね。
衣替えも終わり、冬に向けての防寒対策準備を急いではじめている今日この頃です⛄
気温の変化が激しい季節、なんとなく疲れが抜けにくかったり「最近、頑張る気力がわかないなあ」と感じる方もいるかもしれません。

そんなとき、誰かに「いつもがんばってるね」と言われると、つい反射的に「いえいえ、全然がんばってないですよ」と心の中で思ってしまう。
そんな自分に心あたりはありませんか?
今日はそんな「がんばってない」と口にする人ほど、実は誰よりもがんばっている。
をテーマにブログを書いてみようと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
◆「がんばってない」は、がんばることが“日常”になっているサイン
カウンセリングの現場では、「自分なんてまだまだです」「もっと頑張らないと」そんな言葉を口にする方によく出会います。
でも、周りから見ればその人は十分すぎるほど努力している。

つまり、“がんばる”ことが特別なことではなく日常の中にすっかり溶け込んでいる状態なんです。
朝から晩まで、仕事や家のこと、人間関係の気遣い…。
ひとつひとつは「当たり前のこと」かもしれません。
でも、その「当たり前」を毎日積み重ねている時点で立派にがんばっています。
それに気づけないのは、がんばりが「習慣」になってしまっているからかもしれません。
◆「ちゃんとしなきゃ」の気持ちは、自分へのプレッシャーにもなる
「迷惑をかけたくない」「期待に応えたい」そんな優しさや責任感が強い人ほど、つい自分に厳しくなってしまいます。
そして、少しでも思うようにいかないと「もっとできたのに」「自分はまだ足りない」と責めてしまう。
でも、本当は「しんどい」と言うことも立派ながんばり方のひとつです。
休むことも、誰かに頼ることも、“がんばる”の反対ではなく、同じ方向にある行動なんです。
ペースをゆるめることで見えてくるもの、やっと聴こえてくる自分の声もあります。
◆がんばりのかたちを、見直してみよう
もし最近、「疲れやすい」「集中できない」「涙もろくなった」
そんなサインを感じていたら、それは心が「少し休みたいよ」と伝えているのかもしれません。
そんなときは、まず自分に「よくやってるね」と声をかけてあげてください。

人に頼ること、手を止めること、どちらも自身の努力を減らすことにはなりません。
むしろ、そのゆるみの中でこそ自分本来のやさしさや感性が息を吹き返していきます。
カウンセリングでは、そんな“ひと休み”を感じてほしいと思っています。
気を張らずに、安心して話せる時間の中で、自分らしいがんばり方を見つけてみませんか?
また明日から、ほんの少し軽い気持ちで歩き出せるように…
がんばることが悪いわけではありません。
でも、“がんばり方”を変えるだけで、人生はぐっとやさしくなります。
もし今、少し息苦しさを感じていたらそれは「もう少し自分を大切にしてもいいよ」という心のサインです。
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『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店・札幌中央店』でお待ちしています。 稲葉 彩