作業療法士の知識をカウンセリングに生かすことで…

皆さん、新年明けましておめでとうございます。
札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。

長期のお休みを頂き、ブログでのご挨拶が遅れてしまいました(笑)
年末に振り返りを書こうと思うも、休みボケで全く手が進まずでした。

皆さんはどのような年末年始を過ごしたのでしょうか?
ちなみに私は年末は、寒い地域と言われている宗谷方面に行き、美味しい宗谷牛を食べたり、海沿いをドライブして夕日と利尻富士の綺麗な景色を見たり…。

最高に自然に癒される毎日を過ごしていました。
年始は初詣、初売り、初飲み…。何でも初を付けては楽しんでいました(笑)

さて、今年最初のブログは私の今後の抱負も含めて、作業療法士の知識をカウンセリングに生かすことでどのようなサポートが出来るのかを記載していきたいと思います。

精神面のサポートでは…

まずは“精神面のサポート”から書いていきたいと思います。
実際、作業療法士は精神科でも従事している職種であるために、精神医学の勉強は必須であると言われています。

その医学的な知識を含めて、現在の相談者さまの全体像をあらゆる角度から把握し、カウンセリングの知識も絡めながら、お話しすることが可能です。

例えば、“自分のこの症状は心療内科に行くべきなのか?カウンセリングを受けて良くなっていくのか?”という疑問。

医学的な知識をもとにすれば、服薬が必要な場面、カウンセリングで十分に改善できる場面を具体的に説明することが出来ます。

服薬が必要な場面であっても、カウンセリングを並行して行い、心理療法を取り入れて改善を図っていくこともあります。

また、精神科での経験もあるため、重度のうつ病や不安障害、パニック障害等、幅広い疾患に対応することが出来ます。

ちなみに後に記載していきますが、高齢者のうつ、認知症に対しての対応も可能です。

発達面のサポートでは…

次に“発達面のサポート”について記載していきます。

作業療法士は発達障害にも対応することが可能と言われています。
精神医学同様に発達心理学、発達障害学等、幅広い分野の勉強をします。

療育センターには作業療法士が従事しており、“遊び”を交えながら、療育をしていきます。

例えば、お子様が発達障害でサポート方法が上手くいかない…。誰にも発達障害の子供のことを話せずに辛い…。

上記の悩みに対し、発達障害の子の特性と心理学の知識を踏まえて、現在お子さんにはどのような支援が必要なのかを一緒に考えることが出来ます。

また、誰にも話せないお子さんのことも、特性を理解しているため、話しやすいのではないかと思います。

ちなみに療育センターでの経験や児童デイサービスの補助等の経験もあるため、重度の発達・知的障害からギリギリのラインと言われている軽度の発達障害のお子さんのサポートまで対応することが出来ます。

高齢者に対してのサポートは…

最後は“高齢者に対してのサポート”について書いていきます。

私はこの高齢期の身体障害領域での勤務が長かったこともあり、“高齢者のうつ”や“認知症”、そして“認知症の方を持つ家族のサポート”を主に行っていました。

特に“認知症の方を持つ家族のサポート”に関しては力を入れて取り組んでおり、どのような関わり方をしたら良いのか、状況に合わせた対応法を一緒に考えたりしていました。

また“高齢者のうつ”も患者さまには多く、認知行動療法の手法を用いて、改善を図っていきました。
心理学の知識を交えることで、この分野はかなりお力になれると考えています。

認知症は知識がなければ、対応することが辛くなり、相手よりも自分が辛くなってしまいます。
そのようなことも相談できる場所として利用して頂くのも1つの選択肢かもしれません。

今回は作業療法士の知識をカウンセリングにどう生かしていくかの一部を紹介させていただきました。
この他にも対応できるお悩みはまだまだたくさんありますので、本年度も『カウンセリングこころの羽』をよろしくお願いいたします。

次回からはまた普段通りのブログを更新していきたいと思いますので、お楽しみに!!!笑

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未