こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。
今回は若い世代に多く発症すると言われている“新型うつ病”に着目していきたいと思います。
私自身もこの“新型うつ病”と診断され、治療していた時期があります。
そのときの経験も踏まえて、どのように工夫して乗り越えてきたのか…記載していきたいと思います(^^)
うつ病のイメージは…?
皆さんは“うつ病”と聞いたら、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?
働き盛りの年代に多くて、抑うつ気分が続いて、眠れなくなって、何事に対しても意欲がなくなってしまう…。
最終的に“死にたい”という気持ちが強くなって、行動しようとしてしまう…。
こんなイメージを持っている方が多いかもしれません。
実際に私の祖父は若い頃から“難治性のうつ病”に悩まされ、入退院を繰り返していました。
“新型うつ病”というのは、軽度のうつ病と言われており、薬が効かず、従来のうつ病のイメージと異なるといわれています。
では実際の症状は…?(これは私の例の一部です。)
1.仕事のストレスがきっかけとなり、抑うつ症状が出現。
2.職場に居ると気分が落ち込みやすくなる。
3.自宅に帰宅すると回復し、自分の余暇を楽しめる。
4.旅行、買い物等、趣味は楽しむことが出来る。
5.ストレスが溜まると衝動的に過食や買い物に走り、気持ちが楽になることが多い。
6.仕事を病休することに抵抗が少ない。
7.抗うつ薬が中々効かない。
新型うつ病が増加する要因って…?
以前私は上記症状が出現し、心療内科で、“新型うつ病”と診断されました。(今から2年程前の事でした…)
その前から、抗うつ薬を服用していたものの、中々症状は改善せず、職場内でのストレスが膨れ上がっていました。
“新型うつ病”が増加している要因として、現代社会のSNSの多様化が原因であると考えられます。
私自身もInstagram、Twitter等を利用していますが、SNSを見ることで他者と自分を比較してしまい苦しくなったり、いいねやフォロワーの数に悲しくなってしまったり…。
そのようなストレスを若い世代は多く抱えていると感じます。そのことが大きなストレスの要因になっていることも…。
また会社の中でコミュニティを作らなくても、SNS内でコミュニティを作れば、自分の帰属の欲求を満たすことが出来ます。
そうなると極端な話、会社に居場所がなくても、SNSで自分の居場所があることで、会社を休むことに抵抗がなくなってきます。
帰属の欲求を満たすために…
心理学の世界で、有名な“マズローの欲求段階説”という理論があります。
この理論は、下位の欲求が満たされていかないと、その上位の欲求は満たされていかないというものです。
職場で自分の帰属の欲求を満たすためにどうしたら良いのか…と考えた時のポイントとしては、まずはその場所が安全という欲求が保たれているのかをチェックしていきます。
例えば…職場に居て怒られるかいつも考えてしまう。
毎日悪口を言われてビクビクしている。
これではこの場所にいて安全とは思えませんよね。
この場合はどうすれば安全を確保できるのか考えていく必要があります。
そこが満たされてから、帰属の欲求を満たすためにはどうしていくべきか考えていくことになります。
ちなみに私が前職時代に行動したことは…
1.自分にしか出来ない仕事を任してもらう。
→上司に相談し、自分の得意分野を生かした仕事を提案してもらい、実行してみる。
2.積極的にチームのメンバーと交流してみる。
→自分から行動を起こすことで、チームメンバーとの会話も取りやすくなり、チームの一員になることが出来ました。
3.カウンセリングを利用し、安全・帰属の欲求を満たしてもらう。
→『カウンセリングこころの羽』代表の岡本さんに出会い、チーム岩本を結成し、自分の欲求を満たしてもらうことで、安心する。
カウンセリングを利用することで…
カウンセリングを利用することで、少しずつ私の心は軽くなり、現在では最初に挙げた症状はなくなりました。
薬物療法に効果がないと言われている“新型うつ病”。
まずは体力をつけたり、生活リズムを整えることも大切であると言われています。
そして、自分の心の乱れた状態を、少しずつ変化させていき、ストレスに対応できる能力を身につけていくことが必要であると感じます。
今回は自己実現理論を使いながら、説明させて頂きました。まだまだたくさんの理論があるので、一人一人に合う方法でサポートさせて頂きたいと思います。
多様な症状のお悩みや様々なご相談にも対応できる『カウンセリングこころの羽』で、その悩み軽くしませんか?
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未