時には、自分の気持ちを優先させてみる

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

あなたは、どんな場所が好きでしょうか。
私は静かな場所が好きですが、一方で、ショッピングモールのようなお店がたくさんあるところを、歩いて見て回るのも好きです。

さて、今回は、「時には、自分の気持ちを優先させてみる」というお話です。

ストレスがたまりやすい毎日

「言いたいことが言えない」
「相手の気持ちばかり気になってしまう」

相手の気持ちを優先させることで、ストレスが溜まりやすくなってしまう
そんなことはないでしょうか。

相手の気持ちを大切にすること自体は、素敵なことです。
その一方で、相手の気持ちを優先させることは、自分の気持ちを抑えることにもつながります。

「自分はこうしたいから、相手のことを考えて、我慢しよう」
「自分はこう感じたけれど、相手のことを考えて、思わなかったことにしよう」

そういうふうに、自分が感じたことと自分が取るべき行動との間にギャップができる。
そのギャップの大きさが、そのままストレスとなっていきます

「本当は自分はこうしたい。だけれど、それができない」
そうしたギャップが、あればあるほど、大きければ大きいほど、ストレスもたまりやすくなるものです。

自分の気持ちを表現することで、相手も自分も、自分を理解できる

ストレスがたまりやすいと、それだけつらくなっていきます。
そして、自分の気持ちを後回しにすることは、自分の気持ちを表現する機会も少ないといえます。

そうすると、相手に、自分の感じていることが伝わらない。
また、自分自身に、自分がどう感じているのか、伝わらない。

そうした状態になっていきます。

そうすると、ますます、相手とは噛み合わなくなります。
また、自分との対話もうまくいきません。
そうすると、ますます苦しくなっていきます。

たしかに、自分の気持ちを優先させることはわがままに思えるかもしれません。
しかし、優先させることで、自分は何をしたいのか。

自分は何をどう感じるのか。
それを相手にも自分自身にも伝えることができます

人とのやり取りで困るのは、お互いが何を考えているか、何を感じているかわからないことではないでしょうか。

そうだとすれば、自分の気持ちを優先させて、表現することを意識して行う。
それを積み重ねることにより、相手に自分はこんな人だとわかってもらえます。

お互いの理解が進むと、意思疎通も楽になっていき、ストレスも減っていくといえます。

時には、自分の気持ちを優先させてみる

ただ、やはり、
「自分の気持ちを優先させるのは迷惑だ」
「なかなか自分の気持ちを表現できない」

そんなふうに思うことはあるかもしれません。

相手の気持ちを感じれば感じるほど、そうした優しい思いは出てくるのかもしれません。

自分自身に対して、否定的な思いがあればあるほど、自分が感じたことを認めたくない思いもあるのかもしれません。

一方で、自分の気持ちを後回しにしすぎると、さらに、ストレスが溜まり、自分を見失う。
自分を大切にできなくなる。
それも困りごとの1つといえます。

そうした困りごとにならないためにも、
「時々は、自分優先でよし」
そう思うことが大事だといえます。

そのために、今まで自分優先が悪だと感じていたのだとすると、
自分優先に生きれば、それが良いことだと思う日や時間を作ってみる

「この時間は、自分を優先させる時間、それができればOK」とする。

そういう風にして、無理ない範囲で、自分優先の時間や行動、表現を増やしてみる
そのようにして、バランスを取っていくと、心も楽になっていくといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠