好きなことをすることは、無駄ではない

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

子どもの頃に遊んだゲームを久しぶりにしてみると、昔、できなかったことが、すんなりとできたり、反対に、昔できたことが、できなくなっていたりして、自分自身の変化を感じられて、面白かったです。

さて、今回は、「好きなことをすることは、無駄ではない」というお話です。

無駄と思い、自己否定する日々

テーブルに置かれたカフェラテ

「これは、将来、なんの役にも立たないな」
「好きなことだけど、意味ないな」
そんな風に、自分が好きでやることを無駄だと感じることはないでしょうか。

たしかに、それは、
「お金になるものでもない」
「社会的な評価につながるものでもない」
「誰かの役に立つことでもない」

そう考えると、何も意味のないことであり、無駄なことと思うのもたしかといえます。

そして、
「無駄な時間を過ごして、自分はダメだな」
「無駄なことばかりして、ダメだ」

そんなふうに、自分が過ごした時間と自分自身を否定する
そして、漠然とした焦りや苛立ちが募り、ストレスとなる。

そして、
いつも焦燥感にかられる
なんとなくいつも苦しい
そういうことはないでしょうか。

そもそも、なぜ無駄と感じるかを問うてみる

「何か意味のあることをしないといけない」
「今後に役立つことをしなければいけない」
そう感じれば感じるほど、好きなことをしても、漠然とした焦りがつきまとう。

「これをしなければ、もっと有意義なのに」
「あれをやめれば、もっと自分の能力を高められるのに」

そんなふうに、思うかもしれません。

「より自分の価値を高めよう」
「無駄を省いて、効率的で生産性高く生きよう」

それ自体は、素晴らしいことですが、その思いが大きくなり、

「日常に不満を感じすぎて、いつも焦燥感がある」
「自分に不満を感じすぎて、自己否定が習慣になっている」

そうすると、息苦しくなるといえます。

そんなときに、「そもそも」を考えてみるのは1つの方法かもしれません。

そもそも、
「何のために自分の価値を高めたいのか」
「何のために、効率的に、生産的に過ごそうと思っているのか」
「自分の好きなことというのは、本当に無駄なことなのか」

それらを自分自身に問いかけてみることが、大事なことの1つといえます。

もしかすると、
「周囲の影響を受けて、自分の価値を高めることばかり必死になっていたな」
過度に効率や生産性を求めすぎていたな
好きなことというのが、意外と役に立つ場面もあるな

たとえば、それらのような気づきがあるかもしれません。

好きなことをすることは、無駄ではない

夜空と月

好きなことというのは、自分の人生に一見、役立たないけれど、ついつい時間を費やしてしまうものです。

その、ついつい費やしてしまう時間も、大事な時間です。
好きなことは、気分転換になりますし、気づいたら、自分の強みを伸ばしているものといえるかもしれません。

好きなことをすることが、自分の強みにつながっていて、役に立っている
それを見つけられれば、好きなことは、無駄どころか有益に感じられます。

また、たとえ役立つ部分が見つからなくとも、好きなことをして、気分を転換できる。
それだけで、楽しい気持ちになる。

そうであるなら、それだけで無駄でなく、価値の高いことであるといえます。

そのように、好きなことをすることに対しての捉え方を変えることで、

「好きなことをすることは、無駄ではない」
「もっと肩の力を抜いて生きよう」
「好きなことをすることも良いことだ」

そんなふうに思えてきて、そのような心持ちが、焦りを減らし、楽に生きることにつながるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠