視点を変えるテクニック~こころの羽のフィールドワーク~

こんにちは。札幌市にある『カウンセリングこころの羽』の岡本です。

本日は、天気も良かったので、毎月第2・第4土曜日に開催している『グループワーク』の内容を『フィールドワーク』として実施してみました(^^)

こころの羽の『グループワーク』とは

これまで『グループワーク』は、『グループトーク』と呼ばせていただき『質問カード』(様々な質問が書かれたカード)を使用した発表や質問の中で自分の価値観に気付いたり、他者の価値観を知ることで自分の中にある違った一面に気付くことを体験していただいておりました。

今後も雨天には、この『質問カード』を使用したグループトークを実施していきますが、晴天の日は参加者全員で外へ出かけていき、写真撮影・発表を行う中で他者の目線や価値観に気付いていただく『フィールドワーク』形式で実施していく予定なのです。

本日は、その第一回にあたる『フィールドワーク』になったわけですが…
結論から言うと、私自身も非常に楽しめました♪

普段、一人で写真を撮るのとは違い、他参加者に見てもらうことを前提にしているので、気合が入りました(笑)

もちろん、写真の品評会ではないので、良い写真、悪い写真という意見を出し合うわけではありませんが、自己完結になりがちな「写真撮影」よりも他参加者からの反応をその場で見られるのは新鮮な体験でした。

実際に参加していただいた方からも「想像していた以上に楽しかった」とのご意見をいただいて企画した私としても嬉しいひと時になりました(^^)

実際に撮影した写真は…

こころの羽の『フィールドワーク』では、約30分の撮影時間の後、3枚のベストフォトに絞り込んでいただきます。
ベストフォトには、それぞれ「タイトル」「撮影しようと思った意図」を発表していただくのですが、現在は、参加人数は2~6名までと少人数に限定していますので、それほど緊張せずにお話いただけると思います(^^)

今回、私が撮影した写真1枚目は…

タイトル『街の片隅に…』

1枚目は、大通西13丁目にある札幌市資料館を選んでみました。

以前から「何かあるなぁ」くらいの印象で目に映っていた建物がこの「札幌市資料館」なのですが、フィールドワークスタート直後に「入館無料」の文字につられて(笑)「せっかくなので…」と入ってみると想像していた以上に面白い体験をすることができました。

この『札幌市資料館』のご紹介は、また別の機会にブログ記事を書いてみようかなと思うくらい楽しめましたので、ぜひ楽しみにしていてくださいね♪

そして、2枚目は…

タイトル『法を学ぶ』

こちらは、札幌市資料館の内側です。
元々この建物は、大正15年に建築された「高等裁判所」なのだそうで、平成19年に復元されて現在の展示スペースになっているとのことでした。

裁判所に行く機会というのは、そうそう無いので、私としては新鮮な体験になりました。

展示室内にはスタッフさんがいらっしゃっており、様々な説明とアンケート依頼&回収をしていらっしゃいました。

最後の3枚目は…

タイトル『夢の競演?』

そのスタッフさんと記念撮影(^^)

スタッフの伊庭野(いばの)さんは、元々NTT関連の会社にお勤めだったとのことで平成19年頃からこちらのスタッフをしていらっしゃるとのことでした。

とても親切な優しい方で、なんだか嬉しい気持ちになってしまいました(*^^*)

写真撮影&ブログの掲載も快諾していただき、本当にありがとうございます!

また近々、資料見学(札幌の歴史を学べます)にお邪魔しようかと思いますので、興味を持っていただいた方はぜひ行ってみてくださいね!

フィールドワークから学べること

今回の私は、これらを約30分という短時間の中で体験してきました。

が、

とくに「短時間で沢山の写真を撮る」ことが目的ではありません。
(実際に参加していて「30分の使い方は、意外と色々とありそう♪」というのが印象ですので、これからも様々な発見ができそうですが…)

実は、この『フィールドワーク』の手法は、私がカウンセラー資格取得のための講座でカウンセリングの勉強をしているときに講師の先生から教わった「気分転換のテクニック」が土台になっています。

悩みや辛い気持ちに心を支配されたとき、「どうしよう」「なんでこんなに辛いんだろう」と考えているだけでは、そこから抜け出すことが難しいのは皆さまも体験したことがあるのではないでしょうか。

そんなときに上手に気分転換する方法が「何でも良いので、とにかく“行動”してみる」ということ。

そうすることで不思議と悩みから距離をとることで「見え方(視点)」が変化したり、別の解決策に気づいたりする可能性が高くなってきます。

昔、私が大好きなミュージシャンが成功するための秘訣として「とも・かく・うご・こう」という言葉を言っていたことを思い出しましたが…
これは、「知・覚・動・考」と書いて「とも・かく・うご・こう」と読ませるのですが、まずは情報や手段、知識を知る、そしてそれを覚える、そして実際に行動してから考える(検証する)という意味だったと記憶しています。この考え方は、心理学や脳科学に照らし合わせてみても的を射ているのかもしれませんね(^^)

…と、話が少し脱線してしまいましたが、実は、心理療法でも「考えること」よりも「動いてみること」を優先している場合があるのです。

心理療法というと様々な種類のものがありますので、当てはまらないようなパターンもあるとは思いますが、私の場合は、この考え方を大切にしている気がします。

それを今回、『フィールドワーク』というカタチでスタートできたのは、私個人としても意味のある一歩だったと感じています。

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岡本教兵