こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。
今回は、“不登校”に着目していきたいと思います。
現在スマホの普及もあり、“不登校”や“引きこもり”が増加していると言われています。
悩んでいる家族の方、本人に少しでも一歩を踏み出せるきっかけになればと思います。
不登校になる理由…
まずは“不登校になる理由”について、統計学的に見ていきたいと思います。
以前のブログに書きましたが、私自身が不登校になった理由は友人からのいじめでした。
理由が分からない、話してくれないと悩んでいる親御さんも多いと思います。
まず不登校の理由として大きく挙げられるのは、環境による変化です。
クラスに馴染めない、部活動で上手くいかない等、進級・神学のタイミングで環境の変化に適応できずに不登校となることもあるようです。
また、次に多い理由として、学業の不振が挙げられます。
勉強についていけない、周囲や先生たちが勉強のことしか口に出さず、息苦しくなっていく…。
受験を控えた場面でも勉強がプレッシャーとなり、逃げだしたくなる子も多く居るとされています。
男女別に考えていきますと、不登校となる男子の大きな理由として、父親が関わっていないことが大きな原因になることもあります。
仕事で忙しく家に父親の存在感がなかったり、単身赴任だったりすると、男子は父親による制御が効きません。
すると男子は母親に対し、強気に出ることが出来るので、手に負えなくなることもしばしばあります。
女子の不登校の多くは、同性間のいじめが発端となることが多いです。
いじめは陰口が主なため、表面上は先生と言うことを聞いて仲良くやっていても、SNSや裏サイトで悪口を書かれていることも…。
こういった陰湿ないじめのせいで、学校から足が遠のき不登校に発展していきます。
男子は自ら勉強をせずにサボって自分から成績不振を招いているケースが多いですが、女子の場合は成績不振になったことに対する発端がいじめであることが多いようです。
子どもに対する関わり方
次に子供に対する関わり方はどのようなものが良いのか…。
これはその個人によって対応の仕方が変わっていくという面もありますが、ポイントをお伝えしていきます。
1.両親共に本気で子供と向き合う
長期間にわたって不登校の状態にある子供の精神状態は中々冷静な判断を下すことが出来ません。
そのようなときに、ご両親が選択肢を与え、決断を一緒に考えて促していく必要があります。
また、家族全員が同じ認識を持ち、ぶれない態度で子供に対応することが大切です。
２.無条件の愛情で接する
条件付きの愛情ではなく、無条件の愛情で接することが重要です。
ありのままの子供を受け入れ、丸ごと受け止めてあげるイメージです。
子供は自分で自分の道を切り開いていきます。親はそれを応援して、見守ってあげるくらいの距離感で接するほうがストレスなく生活していけると思います。
３.甘すぎる対応はしない
最後に大切と言われていることは、甘すぎる対応はしないことと言われています。
マナーや礼儀、最低限の常識、生活習慣等を教え、きちんと守ってもらえるようにすることです。
人として当たり前のことをやらないのを、そのままにしている家庭環境が不登校・引きこもりとなる要因の一つです。
また生活習慣をきちんとさせることも重要です。
あいさつや礼儀、生活習慣もきちんとしていないのに許してしまう甘い態度も不登校を生み出すことになります。
これら３つのポイントで当てはまることがあった場合は、その部分を見直す必要があるかもしれません。
カウンセリングを利用することで…
不登校から脱するために必要なこととして、第三者の介入という点も挙げられます。
特に親子で目指している方向が違う場合は重要です。
親には中々自分の思いを伝えられないことも多々あります。
そこには不安や怒られたらどうしよう…という恐怖もあり、踏み出すことも出来ません。
実際に私も不登校になった当時は、母に相談することも出来ずに孤独を感じていたこともありました。
母と仲が良かったこともあり、すぐに言い出すことが出来ましたが、中々言えないこともあると思います。
カウンセリングという第三者の介入により、お子さんの本当の気持ちを聞き出し、今後の方向性を一緒に考えることが出来ます。
プライバシーを守るため、両者の内容を詳しく話すことは出来ませんが、今後の対応法、関わり方などを具体的な心理学を含めて話し合っていきます。
お子さんは自分の気持ちを話すことで自覚することができ、両親はどのように関わることが一番良いのかをカウンセリングを通じて知ることが出来ます。
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『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未