こんにちは。『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店・札幌中央店』稲葉です。
2024年の年末年始は「奇跡の9連休」と呼ばれる大型連休だったので旅行先で新年を迎えた方も多いようですね。
私は1月4日までお休みだったのですが、その間両親が仕事で休みが取れないというので1歳4か月になる甥っ子を預かり一緒に過ごしていました。
甥っ子の一挙手一投足にハラハラしたり、なんとも言えない愛くるしさを感じたり感情動きまくりの数日だったのですが、子どもって「夢中になること」や「好きなものは好き」「嫌なものは嫌」と表現することの天才だよね。なんて感じながら一緒に遊んでいました。
我が家での彼のお気に入りは、キッチンのタッパーやお弁当箱の保存容器が入っている棚とダスキンのモップ、スイッチを入れると童謡が流れる絵本などでしょうか。
棚からタッパーを物色して私のところまで持ってきてくれる。
絵本の音楽に合わせて身体を動かす。
ダスキンモップで掃除の動作の真似をする。
ニコニコ笑顔で遊んでいたかと思えばぬいぐるみの形をした抱き枕に寄り添いスヤスヤお昼寝したり…
欲求や主張に思いっきり正直な甥っ子の姿を見ていて私は幼少期、ぬいぐるみが大好きで毛が剥がれてボロボロになってもラスカルのぬいぐるみを大事にしていたことを思い出しました。
あの頃は、ぬいぐるみを抱くことで「幸せホルモン」と言われるオキシトシンが分泌され脳がリラックスした状態になっていたと思われます。
甥っ子の寝姿を見て私も久しぶりにぬいぐるみでリラックスを感じてみたくなり、抱き枕を睡眠に取り入れてみようと思い立ちました。
普段私は横向きで走っている姿。みたいな姿勢で寝ていることが多いです。
腰痛も持っているので枕に抱きついた姿勢で寝ると身体の重さも分散され負担も減りそうだし、
より脳をリラックスさせることで質の良い睡眠ができそうじゃない💡
そんな中インターネットの記事で「ぬいぐるみ依存」とういう言葉を見つけてビックリ。
依存という言葉はネガティブな印象を受けますよね。
ネットには有意義な情報もたくさんありますが不安を煽る表現も多いものです。
好きなものに囲まれてリラックスでき、また頑張ろうと思えるならそれは「良い依存」
◆良い依存と良くない依存
ただ「良くない依存」も確実に存在します。
私が今回抱き枕にを買ってみようとか思い立ったのは最近の睡眠に変化を感じたからで、それには長年の悪い習慣=「良くない依存」が関係していると思われ…
私は元々自他ともに認める「良く寝る」タイプです。
なのに昨年頃から入眠に時間がかかったり、途中で目が覚めることも増えて来ました。
「なんででしょう」と生活習慣を振り返ってみると、おそらくたぶん。
「コーヒーの飲み過ぎ」ではなかろうか。という結論に至りました。
私はコーヒーが大好きで一日平均3杯から4杯のコーヒーを飲む生活を約25年ほど続けていたのですが以前は睡眠に支障をきたすことはほぼ皆無でした。
体質も少しづつ変化しているのでしょう。
カフェインの影響が出やすくなったのだと思います。
夕食後毎日飲んでいたコーヒーを控えようと思ったのですが、コーヒー断ちをしようとしたその日から夕食後コーヒーが飲みたくて、飲みたくてしょうがないんです。
脳がコーヒーを飲まないと夕食が終わった。と認識しない状態になっていたんだと思います。
ちょっとした「良くないコーヒー依存」だったと思われます。
25年の習慣恐るべし…
悪い習慣だったとしてもその習慣を急に断つというのは精神的にも脳にも負担をかけるし失敗する可能性が高いです。
ゆっくり少しずつその習慣から離れ、代替え策など取り入れながら脳を慣らし新しい方法を覚えさせていく方法が効果的です。
「良くない依存」とはその行為が原因で経済的に影響が出たり、健康を損なったり、周囲からの信頼を失ってもやめられない状態になること。
◆幼少期の自分に教えてもらう
依存という言葉のネガティブな印象に縛られ、「良い依存」まで断ち切っていませんか。
「良い依存」はバイタリティの源になったり、効果的なストレス対処法になりうるものです。
「良い依存」は幼少期に夢中になったり、好きだったことの中にヒントがあったりします。
大人になると幼少期の好みや夢中になっていたことを忘れてしまいがちですが、
自立しなきゃ。という強い意気込みが幼少期の自分を遠ざけている場合もあります。
何にも頼らず完璧に自立することを目指すより、「良い依存」先をたくさん持ち、ほどほどに頼りながら自立する方が、自分の心と上手に付き合って行けるかもしれません。
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