こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
こないだ、久々に本屋に行きました。
面白い本がたくさんあり、あれもこれも読みたくなったので、改めて、本というのは、自分にとっては、魅力のあるものだなと思いました。
さて、今回は、「何度も出てくる価値観を見つける」というお話です。
いつも同じことで悩む
「なんだかいつも同じことで悩んでいるな・・・」
「またこのことで、悩んでいる・・・」
そんなことはないでしょうか。
「なんで同じパターンになるんだろう」
「いつになったら悩まなくなるんだろう」
そう思うと、やるせない気持ちになるものですよね。
何度も出てくる価値観を見つける
不安になったり、悩んだり、つらい気持ちになったり。
それは、価値観が影響しているといえます。
ある出来事があっても、人によって、反応は様々ですよね。
それは、人によって、価値観が異なるからだといえます。
同じ悩みを繰り返すのは、価値観に抵触するような出来事を繰り返しているからだといえます。
そうだとすると、その価値観を見つけることが、悩みのループから抜けるためには大事だといえます。
何度も同じことで悩むたびに、登場してくる同じ価値観を特定するということです。
たとえば、いつも、抱え込んでしまい、つらくなり、そのことで悩んでしまう。
そういうことであれば、
「自分でなんでもやらなければならない」
「人に頼ってはいけない」
そういう価値観なのかもしれません。
なぜならば、その価値観によって、人に頼るべきところを頼れず、抱え込みがちで、同じように悩んでしまうことにつながるといえるからです。
価値観を見つけた上で、どうするか
そして、価値観を見つけた上で、どうしたらその価値観に沿えるような行動を取れるかを考える。
あるいは、価値観を見直すという方法によって、悩むことを減らすことに繋げることになるといえます。
たとえば、抱え込んでしまうという場合は、1つは、自己完結できるものだけにするということが挙げられます。
人に頼らないとできないことに直面しているからこそ、「人に頼ってはいけない」という価値観と衝突し、苦しみます。
そのため、頼らなくても完結できる、抱え込みにならないものだけ自分のやることとすれば、「人に頼ってはいけない」という価値観を満たしたまま、楽に過ごせるといえます。
もう1つは、価値観を見直すということです。
先程の例でいくと、たしかに、「人に頼ってはいけない、自分でやるべきだ」というのは、そのとおりともいえます。
一方で、「人に頼ってもいい」というのも、そのとおりではないでしょうか。
「こういう場面では、人に頼ってもいいな」とか、自分と反対の価値観もそのとおりであると思える根拠を考えてみて、価値観を見直すことは大事であるといえます。
そうすると、「この場面では、人に頼ろうかな」と考えを変えやすくなります。
そうすることで、抱え込むことが解消され、同じことで悩むということが減っていくといえます。
「同じことでいつも悩んでいるな」
そのように感じるときは、
「どの価値観が現実の出来事と衝突して、そういう事態になっているのかな」
「いつも同じ価値観と現実の出来事が衝突しているだろうな」
そういうふうに、何度も出てくる価値観を見つけてみる。
その上で、
「じゃあ、うまくこの価値観を満たせるような行動に変えよう」
あるいは、
「この価値観は絶対ではないのだから、反対の価値観も取り入れて生活しよう」
そういうふうに対応をすることで、価値観が現実の出来事と衝突することが減り、同じことで悩むことが少なくなるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠