少しずつでいい

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

色んな曲を手軽に聴ける今の時代ですが、今まで聴いたことがなかったものを聴いてみると、素敵な曲が多いなと感じました。
昔から聴いてきた曲を聴くことに加えて、新たに聴く曲を聴くということも取り入れて、音楽を聴くのを楽しんでいこうと感じました。

さて、今回は、「少しずつでいい」というお話です。

焦る日々

「がんばらないと」
「結果を出さないと」
そう思い、焦ると、つらく、苦しくなるものですよね。

そして、何か良い方法を知ったり、やるべきことを見つけては、

「しっかりやらないと」
「早く理解して、できるようにしないと」
そんな風に思ってしまうものです。

ただ、結果にこだわりすぎると、圧迫感を感じます。

そのため、
「少しずつでいい。」
そう思うことが大事
です。

少しずつでいい

たしかに、問題はすぐに解決すれば良いといえます。
より多く、より速くできた方が良いといえます。

しかし、それは、あくまで、結果を手にするという観点において良いことにすぎません。

別の見方をすると、人は、結果を手にするためだけに生活しているわけではないともいえます。

むしろ、日常における何気ない時間を過ごしていることの方が多いといえます。

そうした時間の中にも、楽しさや嬉しさ、喜びはあるといえるのではないでしょうか。

そうした日常を心から楽しむためにも、
「少しずつでいい」
と自分に声かけをすることは、自分を落ち着かせることにつながる
といえます。

できないことを求めてしまう

「自分は、もっとできる」
そう思い、発奮することは、良いことだといえます。

しかし、
「自分は、もっとできていないといけない」
「今の自分はおかしい」

そういう風に、ただただ義務感を感じたり、自己を否定し苦しむ方向だと、とてもつらくなるものですよね。

そして、すぐにはできるはずのないことであったり、自分の許容範囲を超えたことを自分に課してしまう。

そして、自分で自分を追い込んでしまう。
そうすると、できるはずのこともできなくなってしまい、ますます落ち込む。

そういう形になってしまうともいえます。

「少しずつでいい」というのは、
一見、「そんなので良いのか」と思えるものかもしれません。

しかし、自分にできないことを求めて、何もできなくなってしまうよりは、できることをしっかりやる状態を保つことは良いことといえます。

つまり、できることをしっかりやるためにも、
「少しずつでいい」という声かけは良いことといえます。

できることを少しずつ

「こういう状態にならなければならない」
「自分は、これを手にしなければならない」

そんな風に、あるべき状態や結果を求めるのもうなづけます。

一方で、急激に何かを変えるというのは、非現実的でありますし、そうでなければならないわけでもありません。

できることを、少しずつという意識で十分であるといえます。

ゆっくり歩くからこそ、周囲の景色を楽しめます。
ところどころで休むからこそ、その土地での生活を楽しめます。

結果を求めて、焦る際には、
「今、少しずつ歩きながら見える、そのときどきの景色を楽しもう。」
「時々休んで、また歩き出すための元気を取り戻そう。」

そんな風に、少しずつ進んでいく、変わっていく、その過程自体を楽しむ意識が、心を楽に過ごす上で大切だといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠