日々の生活のハードルを下げてみる

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

今回のタイトルにある、「ハードル」。
余談ですが、陸上用のハードルの上を颯爽と跳んで、駆け抜ける人は、すごいなと思います。
私は、1つのハードルすら跳べないと思います。

さて、本題である「日々の生活のハードルを下げてみる」というお話です。

日々の苦しさと自分に課しているハードル

階段というハードルを昇る人

「生きづらい」
「がんばっているのに評価されない」
「いつもピンチだ」
そんな思いが続くと、つらく苦しいものです。

そして、そういったときは、日々の生活のハードルを高くしすぎているかもしれません。

たとえば、スポーツでもゲームでも、あまりに難しいものに取り組みすぎると、全然面白くなかったり、全くわからなかったりします。
それにもかかわらず、それらをしっかりできるようにならなくてはいけない。
クリアしなければならない。

そう感じると、何をしていよいか分からず焦りだけが募り、苦しんでしまいます。

日々の生活でも似たようなことがいえるのではないでしょうか。
毎日、がんばらないといけないと思って生きる。それだと休む暇がありません

「いつも、完璧にできていないといけない」
「評価されていないといけない」と思う。
それだと、できない度、評価されない度につらくなります。

そして、できない、評価されない。
そういう場面は少なくないがゆえに、つらくなることも多いといえます。

ハードルを下げて、喜びを増やす

そこで、日々を楽に生きるには、ハードルを下げることが大切だといえます。

たとえば、「週に1回だけがんばればよい」
それだと、毎日よりはできそうです。
そのような形で、ハードルは、自分が確実にできそうなラインで良いといえます。

そして、確実にできそうなことは、達成しやすいです。
実際にできたときというのは、喜びにつながります。
その喜びが前向きな気持ちにつながります。

ハードルを下げることで、達成しやすくし、喜びを増やす。
それにより、前向きな気持ちを増やしていく
のです。

ハードルを下げることは、前向きさにつながる

きれいな街並み

一方で、たしかに、ハードルを下げるのは抵抗があるかもしれません。
ハードルを下げることで得られるものが得られない。
もしくは何かを失うような感覚になるともいえるからです。

ただ、ハードルを上げすぎると、疲れ切ってしまいます
苦しみばかり感じるともいえます。
それだと、前向きに物事を考えたり取り組む気持ちが湧いてきません

そうなると、ハードルを上げすぎたことで得られていると思うものも、実は得られていない。
そんな状態になっているともいえます。
ハードルを上げすぎて、ただつらく、何もできない状態が続くと言えるからです。

それならば、日々の生活のハードルを少しでも下げてみる。
そして、その下げたハードルで過ごすことに慣れていく。
それにより、喜びが増え、前向きさや余裕が出てきて、自分らしさを取り戻せるといえます。

そして、慣れてきて、もしも、
「あまりに簡単すぎるな」と思ったとき。
そのときには、また、ハードルを少し上げればよいといえます。

「日々の生活のハードルを下げてみる」
それが心を楽に生きる上で大切なことの1つといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠