こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
運動というのは、気分転換になりますし、健康のためにも大事なものですよね。
学生時代に、遊びでフットサルに誘ってもらったことがありますが、試合中にあまりに疲れてしまって、靴ひもがほどけて結ぶふりをしながら、休んだりしていました(笑)
無理せず、自分のペースでというのも、また大事ですよね。
さて、今回は、「日々の疲れに気づく」というお話です。
疲れが、悩みを呼び込む
「悩んでいて、つらい、苦しい」
そんなときは、
「その悩みさえなければ。」
「あれさえうまくいけば。」
そう思うものですし、それ自体、自然なことです。
一方で、そもそも、なぜ否定的なことを考えてしまうのか。
ぐるぐる悩んでしまうのか。
つまり、悩みに悩まされる自分の状態に着目してみるのは大事といえます。
そして、悩みに悩まされるのは、日々の疲れが一因かもしれません。
たとえば、ものすごく元気なときに、マイナスのことを考えたり、暗くなるのは、難しいですよね。
反対に、すごく疲れているときには、たとえ良いことがあっても、良いことですら、マイナスに捉えたり、不幸の前兆のように捉えたり、否定してしまうものですよね。
そのため、その悩みに悩んでいるというよりは、疲れていて、否定的に捉えてしまう状態でいると、その、いつもの悩みが長く浮かんでくるともいえるのです。
疲れに気づくことは、悩みに向き合う準備にもなる
「疲れは、一因かもしれないが、そうだとしても、悩みがある限り、楽にならない」
たしかに、それは言えるかもしれません。
また、疲れのせいにして、悩み自体をないがしろにする必要もまたないといえます。
一方で、疲れが、悩みに対する苦しみを増長しているのもまた事実と言えます。
また、悩みの解決は、疲れ切っているよりも、元気なときの方がしっかり向き合えるともいえます。
そのため、日々の疲れに気づき、それを取り除いていく作業は、悩みを減らしたり、悩みの根本と向き合うための準備として必要なことだといえます。
疲れに気づくために
そうはいっても、なかなか疲れとその原因に気づくのは、難しいともいえます。
そのため、疲れに気づくための尺度を持つことは大事です。
たとえば、
「最近、環境の変化が大きいことはなかったか」
「職場や家庭で、責任が増して、プレッシャーに感じることは増えなかったか」
「やるべきことが多くなり、多忙になっていないか」
「体の痛みやコリがストレスになっていないか」
そんな風に、自分の疲れに気づくための質問を自分でして、疲れそのものと疲れの原因を探してみる。
そして、
「そういえば、最近は、こういうことで忙しくなって、疲れが溜まっていたな」
「職場で役割が変わって、絶対やり遂げないととプレッシャーになってたな」
「座った姿勢ばかりで、体が固まっていて、凝ってしまっていたな」
そんな風に、気づくことがあれば、疲れや疲れの原因を自覚できます。
そして、疲れが溜まっているならば、次は、その疲れを取り除くことが第一のアプローチともいえます。
「ずっと悩んできたこと、それさえ解決できれば」
そう思う気持ちもうなづけます。
しかし、簡単には、すぐには、解決しないからこそ、悩んできたともいえます。
それならば、まずは、悩みに悩まされるような疲れた状態を和らげる。
そして、元気や余裕を確保してから、悩みと向き合う。
その順序が、無理なく、楽でいられるために重要と言えます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠