時間がかかってもいいと考える

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

毎年、「秋」と聞くと、食欲の秋を連想します。
秋ももちろんそうですが、各季節ごとの旬なものを食事によって楽しむというのは、良いものだなと思います。
そう思いながらも、現状、季節ごとに、何が旬なのか、私は詳しくないので、旬なものを楽しめるように、覚えていきたいとも思いました。

さて、今回は、「時間がかかってもいいと考える」というお話です。

焦る日々

「早く何とかしないと・・・」
「なんだかいつも焦りを感じている・・・」

そんなことはないでしょうか。

「問題を解決したいのに、一向に状況が変わらない・・・」
「いつも焦燥感を感じている・・・」

そのように、焦りを常に感じていればいるほど、苦しく感じてしまうものですよね。

焦りがさらに、不安を呼ぶ

「早く何とかしないと・・・」
「早く問題が解決してほしい・・・」

もちろん、そのように思うのが自然だといえます。

一方で、そう思っても、なかなか問題が解決しそうにないと、
焦りだけが増えて、なおさら不安になります。

その問題自体ではなく、焦りが増して、余計に不安になっていないかどうか。

それを自問してみるのは、有用といえます。

「本来急ぐものでもないのに、なんだか、焦りを感じていたな」
「いつの間にか、焦りに焦らされているな・・・」

そんな発見があれば、

「もっと気楽に考えてもいいな」
「もっと楽な方法があるな」

そういうふうに、落ち着くことができるといえます。

時間がかかってもいいと考える

焦りの一因として、

「問題はなくさなければならない」
「早く解決しなければならない」

そういうような観念が影響しているのではないでしょうか。

たとえば、完璧主義でいると、本来、やらなくていいこと、60点くらいでいいことも、

「すべてやらなければならない」
「完璧にやらなければならない」

そう思って、

「あれもこれもできていない・・・」
「早くやらないと間に合わない・・・」

そのように焦ることが多くなるといえます。

そのため、
「問題解決には、時間がかかってもいい」

そういう観念を取り入れることが大切だといえます。

「時間がかかってもいい」
そう思うことで、余裕や落ち着きが生まれます。

余裕があると、

「こうしてみると、いいかな」
「そもそも、問題ではなかったな」

そんなひらめきや気づきが生まれることもあります。

また、なかなか思う通り進まなくても、

「時間がかかってもいい」
そう思うため、焦りも感じづらくなります。

何かを望む限り、多かれ少なかれ問題というのはあるものといえます。

問題が出てくる度に、焦りを感じると、問題があること自体が嫌に感じてしまいます。

そのため、
「時間がかかってもいい」

そのようにして、問題と一緒に過ごしている時間も気楽でいられる状態というのが、心を楽に過ごす上で大切だといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠