カウンセリングに頼ることも選択肢のひとつ

こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。

連日コロナウイルスのニュースばかりで、何だか暗い気持ちになりますね。
これ以上道内でも感染が拡大しないことを願うばかりです。
いつになったら落ち着くのか…まだまだ見えないですね。
今は予防を徹底して感染しないように努めることが大切だと思っています。

さて、今回のブログは“カウンセリングに頼ることも選択肢のひとつである”ことを私の経験談も交えて、伝えていけたらと思います。
同じように感じている方に少しでも伝わりますように。

センチメンタルな女性

薬を飲んだら…

当時の私は病院に行って薬を飲めば、“うつ病”も“社会不安障害”も治ると思っていました。
まさに風邪と同じだろうと安易に考えていました。

しかしそれならば、どうして精神科の患者さまは何度も繰り返すのだろうという疑問もわいてきました。

そうしているうちに薬を飲んでも、中々変わることがなく、2年半を過ごしていました。
その間にもストレスが溜まったら過食をする、何かあればすぐにイライラしてしまいやる気がなくなる…買い物でストレス発散させる等、仕事は行けるようになっても日々の生活に変化はさほどありませんでした。

その後、前職の病院で上司が勉強していた認知行動療法に興味を持ち、勉強を始めました。
すこしずつ自分の欠点に気付くものの、一人で認知行動療法をしても、あまり効果を感じられず…。

そんな日々を送っていた私は今の自分が何に頼れば良いのか分からない状況に陥っていました。

薬-ピル

カウンセリングの存在に気付く

前職より、精神科との関わりがあった私は、当時の女性の医師の言葉を思い出しました。

“精神的な病気にはお薬の大切だけど、カウンセリングや自助グループでの交流、音楽療法がとても重要だと思う。”との発言でした。

確かにその先生は患者様との会話をとても大切にしていましたし、“こんな風に考えてみても良いかもね。”とアドバイス的なことをしていたこともありました。

その先生が主導になり、自助グループを開いており、何度か見学させていただいたこともありました。

色々な経験を話して、受け止めて、意見を出し合う。
当時はとても辛い話をされていたことも多々あり、私の気持ちも落ちかけたことがありましたが、その自助グループの中で話をして、少しづつ元気になっていく方もいらっしゃいました。

そんなことを思い出し、カウンセリングと自助グループの存在に気付きます。
病院でのカウンセリングを希望しましたが、1回30分未満で終わりと言われ、その短さに全く意味を感じられず、カウンセリングルームを探すことにしました。
逆に病院では自助グループ的なグループワークに力を入れていたので、そちらに参加することにしました。

話しているカップル

頼る場所があることで…

昔から両親とは仲が良い私ですが、うつ病になってから迷惑をかけてばかりで、中々自分の気持ちを伝えることが出来ない時もありました。

特に私の母は意思が固く、こうと思ったらこう!というタイプ。
意見や考え方を否定されることもありました。

だからと言って、当時付き合っていた人も私の考え方を否定するタイプ。
ますます頼る場所、自分の居場所はなくなっていきました。

否定されることの多かった私はカウンセリングという居場所を見つけてから、否定されることなく、自分の考えに新たな考えを付け足し、柔軟な考えを身につけられるようになりました。

そのため今現在は両親に否定されることもなく、自分自身をコントロールし、楽に過ごすことが出来ています。

精神科や心療内科にはたくさんの患者様がいらっしゃいます。
特に精神科で入院されている方は退院してもすぐに戻ってくる人も多いことが現状です。

薬に頼ることも大切ですが、カウンセリングという選択肢も今後広がっていくことで、もっと楽に生きていける社会になるのではないかと思います。

私はカウンセリングという選択肢を見つけ、救われた一人です。
少しでも興味のある方、『カウンセリングこころの羽』で一歩を踏み出してみませんか?

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未