複数の正解を持ってみる

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

こないだ、以前住んでいたところを訪れる機会があり、歩いていたのですが、以前と変わったところを見つけたり、変わらないところを懐かしんだり、いろんな発見があり、気分転換になりました。

さて、今回は、「複数の正解を持ってみる」というお話です。

人生の正解から外れていると感じる日々

「レールに乗れていない・・・」
「人生の正解から外れている・・・」

そう感じることはないでしょうか。

そう思うと、窮屈な思いを感じたり、やるせない気持ちになったりして、つらくなるものですよね。

「レールに乗れているか、乗れていないか。」
「人生の正解が1つかのように感じてしまう。」

そうすると、そこから外れる自分を見るたびに、つらくなるものですよね。

人生の正解は1つ?

一方で、人生の正解は、そもそも1つでしょうか。

そう言われると、
「そうではないかもな」
そんな思いにもなりますよね。

たしかに、多くの人が、
「こういう人生が望ましい」
そのように、はっきりと、あるいは、漠然と思っているものは、あるかもしれません。

それを正解と呼ぶこと自体は、間違いではないのかもしれません。

しかし、それがただ1つの正解であるとは限りませんし、ましてや、自分にとっての正解なのかもわかりません。

「人生の正解は1つで、これに沿えているかいないか」
そう思うと、つらくなるため、

まずは、
「人生の正解は1つではない」
「人生に正解はない」

そのように改めて、思いを馳せてみたり、考えを巡らせることは大切だといえます。

複数の正解を持ってみる

そして、
「人生に正解はないから好きに生きていい」

そう、言うこともできます。

一方で、
「正解がないなら、じゃあどうすればいいのか・・・」

そのように、次なる「正解」というのも求めたくなる場合もあるかもしれません。

そこで、複数の正解を持ってみるという考え方は大事だといえます。

「こういうルートも正解、こういうルートも正解。」

複数の正解を持つことで、
「じゃあ自分は、この生き方を目指してみよう」

そういうふうに、
「この生き方も正解の1つだし、良いよね」
という自分の生き方を肯定することにつながり、それはそのまま心を楽にすることにつながります。

「正解は1つ。」
そう思って、自分に合わない正解らしいものを求めて苦しいとき。

「正解がないなら、どうすればよいのか」
そう思い、悩んでしまい、つらいとき。

そんなときは、
「複数の正解を持ってみて、その中から自分に合うものを選ぶ」

その考え方でいると、目指すべきところを持ちながら、自分の生き方を肯定でき、心を楽に過ごすことにつながるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠