たくさんのモードを持ってみる

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

私は、星新一さんのショートショートの作品を読むのが好きです。
1つ1つの話が短い中で、面白いので、短い時間でも楽しむことができるなと思います。
とても面白いので、結局、私は、読むときは、夢中になって、どんどんと、たくさんの話を読んでいることが多いです(笑)

さて、今回は、『たくさんのモードを持ってみる』というお話です。

引きずってしまう日々

列車と街

「引きずってしまう・・・」
「ずっと同じことを考えてしまう・・・」

そんなことはないでしょうか。

「切り替えないと・・・」

そう思っても、気持ちの切り替えがなかなか進まないと、つらく、苦しくなるものですよね。

モードを変える

ついつい、気になっている「あの場面」、「あのときの自分」を、今に持ち込みがちですが、その場合、気持ちも切り替えづらいものですよね。

たとえば、仕事中の自分のまま、仕事終わりのプライベートのときも、そのまま同じものとして、それを持ち込んでいくと、気持ちもなかなか切り替えづらいといえます。

そのため、仕事は仕事、プライベートはプライベート、趣味は趣味。
それぞれ、異なるモードでいるという意識は大事かと思います。

漠然と、
「どこでも、同じ自分なんだから」
と思うと、区切りをつけづらくなってしまいます。

そのため、
「仕事のときは、こんな自分で、プライベートのときは、こんな自分で」

そういうふうに、異なる自分のモードを認識することは大切だといえます。

たくさんのモードを持つ

テントと湖

仕事は、こういうモードで、趣味は、こういうモードで、家族と過ごすときは、こういうモードで。

ただ、それだと、まだ、漠然としているかもしれません。
そのため、それをもっと、たくさん分けても良いといえます。

午前中の仕事は、こういうモード。
趣味で、映画をみているときは、こういうモード。
カラオケをしているときは、こういうモード。

たくさん、モードを持ち、切り替えられる分岐点を持つことで、気持ちの切り替えのタイミングを増やすことができます。

そして、モードを変えるためには、それぞれにどんなモードなのかをあらかじめ決めておく必要があります。

「このときは、こんな自分!」
「このときは、こんなモードで!」

そういうふうに切り替えやすいからです。

なんとなく気持ちを切り替えようとしても、なかなか切り替わらないなというときは、
そのようにして、たくさんのモードを決めて、モード自体を変えることを意識することで、

「今は、こういう自分でいるんだ」という切り替えができ、
いつの間にか、前の気分を払拭させることにつながります。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠