こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。
急に気温が下がって、すっかり秋モードですね。
今年の夏は、お盆過ぎから暑くなったので、いつもより急に季節が切り替わった印象です。
気温や気圧の急激な変化は、心身に様々な影響を及ぼしますので、ご自身の体調の変化に、いつも以上に気を付けましょう(^.^)
HSP気質をお持ちの方は、びっくりしやすく、その驚きの影響を大きく受けやすい特性があります。
今回は、「びっくり」に関する体験談についてお伝えしたいと思います。
◆鉄仮面を被る、びっくり人間
HSP気質をお持ちの方は、びっくりしやすい方が多いです。
誰だって、驚かされた時は驚くのが普通だと思いますが、特に驚かされた場合でなくても、急に話しかけられた時、急に人が現れた時などに「ビクッッ！！」と体が大きく反応したり、時には声が出てしまうこともあります。
小田がまだ新入社員の頃、会社の階段を下りている時に、階段を上がってきた先輩に、踊り場で「あ、そういえばさぁ～」と話しかけられて、「ぎゃあぁぁぁぁー」と驚きの声を上げてしまったことがあります(;^_^A
その先輩は、とても優しい男性だったのですが、「そんな……。会社なのに、襲われたみたいな声出さなくても…。」とぼう然としていて、申し訳ないのと恥ずかしいのとで、「すみません…、すみません…。別にびっくりしたいわけじゃないんですけど、本当に申し訳ありません。」と平謝りしました。
「別にびっくりしたいわけじゃない」って、もちろん、びっくりしたい人なんていないでしょうが、「びっくりし過ぎちゃって本当にごめんなさい。私だって、こんな風にびっくりしたいわけじゃないんです」という気持ちでした。
実際の小田を見たことがあるご相談者さまなら、うなずいていただけると思いますが、いかにも繊細で、内気で、驚きやすくてというような可愛らしい見た目ではなく、むしろ、淡々としていて、何事にも動じない雰囲気を持っている小田の見た目は、びっくりしやすい中身を隠すための、鉄仮面かもしれません…。
◆USJでの「刺激VS良心」対決
これは、とあるHSPさんの体験談です。
ハロウィーン時期に、ご友人と初めてUSJに行った時のこと。
もともと、ディズニーランドやディズニーシーに行くことが大好きだったので、大人向けのアトラクションを楽しみにしていたそうですが、「１つ１つのアトラクションの刺激が自分には強すぎる」と感じてしまわれたそうです。
特に、３Dなどの映像を駆使したアトラクションは、音の大きさ、動き、視覚情報を強烈に感じてしまい、目を閉じたまま時間をやり過ごすのが精いっぱい。
久しぶりに会ったご友人が、アトラクションを楽しんでいる手前、「もうへとへとなので休憩したいとは言えないし、アトラクションの体験中に目を閉じていることも言えませんでした。そんなことを言ったら、友人が気にしてペースを合わせてしまうだろうし、そうなったら、せっかく買ったファストパス付のチケットが無駄になってしまうし。何より、友人を心配させたくなくて…」とおっしゃいます。
自分がへとへとな状態で、一刻も早く休みたいと感じる時でも、友人の気持ちを考えるという「良心」を発揮して、こっそり目を閉じ続けたまま、アトラクションに参加し続けるという「無理」をしてしまうのが、HSPさんあるあるです。
ハロウィーン時期でもあったため、夕方以降は、ゾンビに扮したダンサーたちが通路を歩き回るなど、「気が気じゃない一日」を過ごされたそうです。
お化け屋敷や見世物小屋（←最近見ないですね…）、３D・４D対応・音響が良すぎる映画館、ライブの途中で発せられるサプライズ花火や突発音、サイレン、人をだますどっきり映像、暴力的だったり痛そうな映像・スポーツ・格闘技を見ること、うわさ話や内容のない話、批判的なSNS。私は、これらが苦手です。
みなさんは、どのようなシチュエーションを苦手だと感じますか？
◆神経の高ぶり過ぎへの対処方法
HSP気質をお持ちの方にとって、どのような刺激が「自分にとって」苦痛なのか、神経を高ぶらせてしまうのかを把握していくことが大切です。
アーロン博士は、神経を高ぶらせる状況を避け、避けられないなら、上手く切り抜ける方法を学ぶことを推奨しています。
自分の特徴にあったストレス対処法、ライフスタイルが必要で、HSPであっても、神経の高ぶりを最適レベルに保った上で、世の中に出るべきだと説いています。
美味しいスイーツを買ってきたり、気が向いたら作ってみたり、温かいココアを飲みながら、大好きなわんこの動画「今日のルンルン」をyoutubeで見て、ルンルン、アランを囲むご家族と視聴者のコメントにほっこりする…。
私の秋のライフスタイルです。
こんなひと時に、幸せを感じる今日この頃です。
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実