こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
あなたは、コーヒーが好きですか?紅茶が好きですか?
私は、昔は紅茶が好きでしたが、コーヒーも美味しいなと思うようになり、結局、どちらも好きで選べない感じです。タイトルの写真は、今回、コーヒーの写真にしてみました。
さて、今回は、「どうということもない時間を、より大切に扱ってみる」というお話です。
効率や生産性に目がいきがちな日々
![海辺で羽ばたく鳥たち](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
「無駄な時間を過ごしてしまった」
「要領が悪くて、いけない」
「自分は、全然ダメだ」
仕事や勉強などでは、効率や生産性。
そういったものが求められます。
また、求めたくなります。
そして、うまくできずに、プレッシャーがかかって、苦しくなる。
また、知らず知らず、日々の生活にも、効率や生産性で、物事を判断するようになり、色んな場面で焦りを感じてしまう。
そして、
「あれが無駄だった」
「あれが余計だった」
「なぜ自分は、他の人に比べて要領が悪いのか」
そんなふうに思い、それが強すぎると、自分を追い詰めて、つらく、苦しくなってしまいます。
自分こそ、自分を大切に扱うことも必要
たしかに、効率的に過ごすからこそ、スムーズに物事を進めることができます。
生産性高くいられるからこそ、自分の価値を高めることができます。
何より、仕事などでは、生産性は、価値高いものとして重要な要素ともなります。
ただ、一方で、効率や生産性を過剰に意識することは、自分追い詰めることにもつながってしまいます。
そんなに要領よくできないのに、
「要領よくやらないと」
せっかく前に進んだ、一歩進んだ、時間を費やしたのに、
「生産性が低すぎる」
「無駄な時間が多すぎる」
そのように、自分を過度に追い詰める。
そうすると、息苦しくなり、楽しさや安らぎを感じることができません。
そのため、自分こそは、自分を大切に扱う。
そうした視点も大事なことの1つともいえます。
どうということもない時間にこそ、楽しさが多くある
![桜の花](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
そもそも、楽しいと感じたり、落ち着きや安らぎを感じる。
それは、どうということもない時間の中にあることが多いといえます。
仕事や勉強にしても、時間を気にしたり、生産性で結果を気にするよりは、目の前の作業に集中している。
そんな時間こそ、楽しさがあるといえるのではないでしょうか。
たしかに、どうということもない時間は、何か仕事の成果にならないかもしれません。
勉強ができるようになるわけではないかもしれません。
しかし、楽しく、平穏にいられる時間が、人生で増える。
それ自体、素敵なことだといえます。
そうした時間があってこそ、がんばりたいことをがんばれる、ともいえます。
どうということもない時間を、より大切に扱ってみる
何のために生産性を求めているのか。
何のために効率を求めているのか。
それは、楽しく充実して生きたい。
そういうことも大きな意味合いの1つとしてあるといえるのではないでしょうか。
そうであれば、趣味や好きなことをしているときなど、どうということもない時間。
その中にこそ、そうした楽しさ、充実は、あるといえるのではないでしょうか。
「つらいと感じる」
「苦しいと感じる」
そんなときは、何かがうまくいっていないと感じるときです。
だからこそ、より、効率や生産性を求めていきがちになります。
しかし、そうすると、日常のどうということもない時間を否定してしまい、余計につらくなる。
そういう場合もあります。
その場合は、生産性や効率を意識しすぎていないか。
どうということもない時間に対する価値をもう少し、上げてみる。
どうということもない時間を、より大切に扱ってみる。
そのように意識することで、心が楽になることにつながっていくといえます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠