どうということもない時間を、より大切に扱ってみる

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
あなたは、コーヒーが好きですか?紅茶が好きですか?
私は、昔は紅茶が好きでしたが、コーヒーも美味しいなと思うようになり、結局、どちらも好きで選べない感じです。タイトルの写真は、今回、コーヒーの写真にしてみました。

さて、今回は、「どうということもない時間を、より大切に扱ってみる」というお話です。

効率や生産性に目がいきがちな日々

海辺で羽ばたく鳥たち

「無駄な時間を過ごしてしまった」
「要領が悪くて、いけない」
「自分は、全然ダメだ」

仕事や勉強などでは、効率や生産性。
そういったものが求められます。
また、求めたくなります。

そして、うまくできずに、プレッシャーがかかって、苦しくなる。
また、知らず知らず、日々の生活にも、効率や生産性で、物事を判断するようになり、色んな場面で焦りを感じてしまう。

そして、
「あれが無駄だった」
「あれが余計だった」
「なぜ自分は、他の人に比べて要領が悪いのか」

そんなふうに思い、それが強すぎると、自分を追い詰めて、つらく、苦しくなってしまいます。

自分こそ、自分を大切に扱うことも必要

たしかに、効率的に過ごすからこそ、スムーズに物事を進めることができます。
生産性高くいられるからこそ、自分の価値を高めることができます。
何より、仕事などでは、生産性は、価値高いものとして重要な要素ともなります。

ただ、一方で、効率や生産性を過剰に意識することは、自分追い詰めることにもつながってしまいます。

そんなに要領よくできないのに、
「要領よくやらないと」

せっかく前に進んだ、一歩進んだ、時間を費やしたのに、
「生産性が低すぎる」
「無駄な時間が多すぎる」

そのように、自分を過度に追い詰める。
そうすると、息苦しくなり、楽しさや安らぎを感じることができません

そのため、自分こそは、自分を大切に扱う
そうした視点も大事なことの1つともいえます。

どうということもない時間にこそ、楽しさが多くある

桜の花

そもそも、楽しいと感じたり、落ち着きや安らぎを感じる。
それは、どうということもない時間の中にあることが多いといえます。

仕事や勉強にしても、時間を気にしたり、生産性で結果を気にするよりは、目の前の作業に集中している。
そんな時間こそ、楽しさがあるといえるのではないでしょうか。

たしかに、どうということもない時間は、何か仕事の成果にならないかもしれません。
勉強ができるようになるわけではないかもしれません。

しかし、楽しく、平穏にいられる時間が、人生で増える。
それ自体、素敵なこと
だといえます。
そうした時間があってこそ、がんばりたいことをがんばれる、ともいえます。

どうということもない時間を、より大切に扱ってみる

何のために生産性を求めているのか。
何のために効率を求めているのか。

それは、楽しく充実して生きたい。
そういうことも大きな意味合いの1つとしてあるといえるのではないでしょうか。

そうであれば、趣味や好きなことをしているときなど、どうということもない時間。
その中にこそ、そうした楽しさ、充実は、あるといえるのではないでしょうか。

「つらいと感じる」
「苦しいと感じる」

そんなときは、何かがうまくいっていないと感じるときです。
だからこそ、より、効率や生産性を求めていきがちになります。
しかし、そうすると、日常のどうということもない時間を否定してしまい、余計につらくなる。
そういう場合もあります。

その場合は、生産性や効率を意識しすぎていないか。
どうということもない時間に対する価値をもう少し、上げてみる。
どうということもない時間を、より大切に扱ってみる。

そのように意識することで、心が楽になることにつながっていくといえます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠