こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
子どもの頃に遊んだゲームを久しぶりにしてみると、昔、できなかったことが、すんなりとできたり、反対に、昔できたことが、できなくなっていたりして、自分自身の変化を感じられて、面白かったです。
さて、今回は、「好きなことをすることは、無駄ではない」というお話です。
無駄と思い、自己否定する日々
![テーブルに置かれたカフェラテ](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
「これは、将来、なんの役にも立たないな」
「好きなことだけど、意味ないな」
そんな風に、自分が好きでやることを無駄だと感じることはないでしょうか。
たしかに、それは、
「お金になるものでもない」
「社会的な評価につながるものでもない」
「誰かの役に立つことでもない」
そう考えると、何も意味のないことであり、無駄なことと思うのもたしかといえます。
そして、
「無駄な時間を過ごして、自分はダメだな」
「無駄なことばかりして、ダメだ」
そんなふうに、自分が過ごした時間と自分自身を否定する。
そして、漠然とした焦りや苛立ちが募り、ストレスとなる。
そして、
「いつも焦燥感にかられる」
「なんとなくいつも苦しい」
そういうことはないでしょうか。
そもそも、なぜ無駄と感じるかを問うてみる
「何か意味のあることをしないといけない」
「今後に役立つことをしなければいけない」
そう感じれば感じるほど、好きなことをしても、漠然とした焦りがつきまとう。
「これをしなければ、もっと有意義なのに」
「あれをやめれば、もっと自分の能力を高められるのに」
そんなふうに、思うかもしれません。
「より自分の価値を高めよう」
「無駄を省いて、効率的で生産性高く生きよう」
それ自体は、素晴らしいことですが、その思いが大きくなり、
「日常に不満を感じすぎて、いつも焦燥感がある」
「自分に不満を感じすぎて、自己否定が習慣になっている」
そうすると、息苦しくなるといえます。
そんなときに、「そもそも」を考えてみるのは1つの方法かもしれません。
そもそも、
「何のために自分の価値を高めたいのか」
「何のために、効率的に、生産的に過ごそうと思っているのか」
「自分の好きなことというのは、本当に無駄なことなのか」
それらを自分自身に問いかけてみることが、大事なことの1つといえます。
もしかすると、
「周囲の影響を受けて、自分の価値を高めることばかり必死になっていたな」
「過度に効率や生産性を求めすぎていたな」
「好きなことというのが、意外と役に立つ場面もあるな」
たとえば、それらのような気づきがあるかもしれません。
好きなことをすることは、無駄ではない
![夜空と月](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
好きなことというのは、自分の人生に一見、役立たないけれど、ついつい時間を費やしてしまうものです。
その、ついつい費やしてしまう時間も、大事な時間です。
好きなことは、気分転換になりますし、気づいたら、自分の強みを伸ばしているものといえるかもしれません。
好きなことをすることが、自分の強みにつながっていて、役に立っている。
それを見つけられれば、好きなことは、無駄どころか有益に感じられます。
また、たとえ役立つ部分が見つからなくとも、好きなことをして、気分を転換できる。
それだけで、楽しい気持ちになる。
そうであるなら、それだけで無駄でなく、価値の高いことであるといえます。
そのように、好きなことをすることに対しての捉え方を変えることで、
「好きなことをすることは、無駄ではない」
「もっと肩の力を抜いて生きよう」
「好きなことをすることも良いことだ」
そんなふうに思えてきて、そのような心持ちが、焦りを減らし、楽に生きることにつながるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠