調子を測る指標を持っておく

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

こないだ、お寿司を食べました。
いつも、限られたネタしか食べてこなかったことに気づいて、これからは、食べたことのないネタも食べてみようと思いました。

さて、今回は、『調子を測る指標を持っておく』というお話です。

いつの間にか、つらい日々

カラフルなチョーク

「いつの間にか、つらい・・・」
「いつの間にか、苦しい・・・」

そんなことはないでしょうか。

「なんとかしないと」

そういう焦りも重なると、余計に、つらく、落ち込むものですよね。

調子を測る指標を持っておく

「いつの間にか、つらい、苦しい・・・」
そういうときには、自分自身、どういう状態のときに、調子が良くないのか。

それを把握しておくことが、少しでも楽な日々に変えていく上で、大切だといえます。

言い換えると、指標を持っておくということになります。

調子の良し悪しを測るものがあれば、

客観的に、
「あ、今、自分、調子良くないな」
そう把握できるからです。

そうした測るものがないと、どうしても、
「いつの間にか、つらい」
「いつの間にか、苦しい」

そんな思いにもなってくるものです。

そして、調子の良し悪しを把握するためには、
考えること、できること、発する言葉など。
いろいろと指標を持ってみることは大切といえます。

たとえば、
「何かいつもより否定的なことばかりが思い浮かぶな」
「いつもできてたことができていないな」
「食べすぎることが多いのは、ストレスが溜まってきた証拠だな」

そういうふうに、自己観察をすることで、自分の調子をつかむことが楽に過ごす上で大切だといえます。

たしかに、自分の調子をつかめたからといって、調子が良くなるわけではないともいえます。

一方で、自分の調子を把握できるからこそ、無理をしなくなったり、
「こういう状態だから、こうしよう」
そういうふうに、穏やかな対応を取れるといえます。

焦らないということ

心落ち着く時間

そして、調子が良くない際に、焦らないというのは、大事です。

「不調だから、ダメだ。」
そう思うと、不調な時期は、嫌なものとなってしまうからです。

また、不調なときは、つらく苦しいため、考えも、消極的な気持ちや極端な気持ちになりがちです。

そのため、
「こういう時期は、こう過ごそう。」
「こうなりやすいから、無理をしないようにしよう。」

そのように、不調な自分でも、楽に過ごせるように備えておく、心構えをしておくのは、大切だといえます。

焦って、さらにつらくなるよりも、落ち着いて、無理せず過ごすことに専念した方が、楽でいられるといえます。

もちろん、心構えをしたところで、不調それ自体は、大変つらいことといえますし、不調それ自体をなくすことには繋がっていないといえるかもしれません。

一方で、だからこそ、その分、ただでさえ大変である不調であるという状況に対して、否定したり焦りを与えないことによって、少しでも楽でいられることは、大切になってくるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠