こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
先日、リアル脱出ゲームに参加しました。
制限時間内にたくさんの謎を解いて、脱出を目指すものですが、楽しかったです。
クリアできなかったので、また、挑戦して、次こそは、是非、脱出したいなと思いました。
さて、今回は、「何も考えない時間を増やしてみる」というお話です。
ぐるぐると考える日々
「いつも、ぐるぐると考えてしまう」
「悩みが頭に溜まり、つらい」
ずっと同じようなことを考えていると、苦しい気持ちになりますよね。
考えれば良い結論が出るならば、まだ良いですが、むしろ、深みにはまってしまったり、さらに、あらゆることを思いついて悩んでしまったり。
そうなっていくと、さらにつらい気持ちになるものですよね。
何も考えない時間
そんなときは、何も考えない時間を設けることを意識することが大事だといえます。
たしかに、問題と向き合うために考えることは大切ですが、考えられる時間や量にも限界はあるからです。
また、余裕がない状態で、ぐるぐると考えて、良い問題解決のためのアプローチやヒントを見つけるのも難しいと言えます。
そこで、何も考えない時間を持つことで、心に余裕をもたせ、問題解決に向かえたり、問題を問題と思わなくなる状態へと向いていく。
その意味で、何も考えない時間は、悩みを解決するためにも有用といえます。
何も考えないことをがんばらない
ただ、何も考えないというのは、とても難しいです。
人は、常に、何かを考えているといえるからです。
何も考えていないように見えるときでも、意識してみると、実は、あれこれ考えている。
そんなことも多いのではないでしょうか。
そのため、完璧に、何も考えないようにしようとがんばる必要はないといえます。
また、実際に考えすぎたときに、考えてすぎてしまったと自己を否定する必要もありません。
「少しだけでも考え込む時間が減った。」
「これをしている間は深く考え込まなくなった。」
そんなふうに、少しでも考えないようにしたならば成功とみなすことが大事と言えます。
無心、夢中になれるものに時間を使う
そして、自然と考えすぎる時間を減らすためには、無心、夢中になれるものに時間を使うことがポイントだといえます。
音楽を演奏したり、運動をしたり、真剣になれる作業をしたり。
そういうときは、同時に、悩んだり、考え込むことをする方が難しいといえます。
そのため、無心になれる、夢中になれるものがあれば、その時間を増やすというのは、有用です。
ただ、大それたものである必要はないと言えます。
好きな本や動画を見ている瞬間。
外出の際の行き帰り、歩いている瞬間。
日常の中で、自分にとって、無心になれる時間を見つけていくことがむしろ大事といえます。
また、全く頭から悩みを離せるまでは必要としなくていいともいえます。
あれをしながら、これをしながら、少し悩みがぐるぐるしたままでも良いといえます。
何もせず、悩みに苦しむのと、大きな違いがあるといえるからです。
「何も考えない時間」を増やしてみる
うまくいかなかったり、つらいことがあると、
「しっかり考えなければならない」
「頭を使って、状況を打破しなければならない。」
そんなふうに思うかもしれません。
だからこそ、悩みに対して、さらに悩んでしまったりするものですよね。
そんなときは、反対に、
「何も考えない時間」を増やしてみる。
自分にとって、無心になれるものをする時間を増やす。
そして、「何も考えない」という完璧を目指さず、「少し考えたまま」でも良しとする。
結果として、悩む時間を少しずつ減らして、楽しく、楽に過ごせる時間が増えていく。
そうした流れが、楽に、悩みに対するつらさ、苦しさを減らしていくことに繋がっていくといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠