「成長」より「今」に気持ちを合わせてみる

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

私の趣味の1つが、ボードゲームなのですが、その中で、みんなで同じ目的に向かって協力して行うタイプのゲームは、一体感が生まれて、特に面白いなと感じます。

さて、今回は、「成長より今に気持ちを合わせてみる」というお話です。

義務感を感じ、苦しくなる

「成長しなければ」
「がんばらなければ」
そう思い、日々取り組むこと自体は、良いことといえます。

一方で、その思いが、
「義務感でいっぱいに感じる」
そうすると、途端に、日々が我慢の連続になり、心も暗くなっていくものですよね。

また、人は、すべてにおいて成長するというものではありません。
現状維持であったり、退化をしたりもするものです。

「成長のために、なんとしてもがんばらなければならない」
「逃げ道を用意してはいけない」

そのように、成長を義務に感じ、自分を縛り付けると、苦しくなります。

また、
「実際には、むしろ退化している」
「何も変わっているようには感じない」

そんな毎日だと、次第に、焦りを感じ、ただただ苦しく感じてしまうだけとも言えます。

本当に望んでいるかを考えてみる

「成長しなければならない」
「がんばらなければならない」

そう思って、どんどん自分に我慢を強いる。
その時に大事なのは、それを本当に望んでいるのかということです。

成長したいと思って、おおむね前向きに取り組めているのか。
自分のキャパシティーの範囲内で、適度な量でがんばれているのか。

どういう心持ちでやっているかを点検してみて、単なる義務感でがんばっていた場合は、それは、本当に望んでいるとは言い難く、そもそも、そんなにがんばらなくてよいといえます。

誰かの言葉に影響されたのか、何らかの観念がそうさせるのか。
そうしたあたりから、成長を目指す理由や自分の望みを探るのは、1つかもしれません。

「右肩上がり」ではなく、「波」を意識する

とはいえ、成長というのは、それだけで、嬉しく感じるものです。
子どもが育つ、花が咲くといった成長が確認できる出来事は、それ自体、喜びの1つといえます。

一方で、成長に期待しすぎると、その分、がっかりすることもあります。
そして、ついつい、成長を右肩上がりでイメージし、期待してしまうものです。

しかし、人間、何でも、右肩上がりにいくものではありません。
むしろ、上がったり下がったり、停滞したり、その方が自然であるといえます。

そうであるなら、その変化の波に合わせて生きることが、楽に生きる上で重要と言えます。

右肩上がりの自分を描きすぎると、現状とのギャップに苦しんでしまいます。
現状というのは、退化したり、何も進歩していないように感じることがほとんどだからです。

そうすると、成長している自分と比べて、不満ばかりが溜まってしまいます。

そうでなく、波に合わせて生きることが大事だといえます。

「成長」より「今」に気持ちを合わせてみる

今、成長しなければならないと思っていることは、本当に心から望んでそう思っているのかを考えてみる。
単なる義務感であるならば、もう少し楽でいることを考えてよいといえます。

また、なかなか成長できないことでつらいと思っている場合、成長というのは、右肩上がりを絵に描いていないかを振り返ってみる。

そうであるなら、波のように上がったり下がったり、ときには、停滞したり。
そうした現実的なものを心に描いてみて、それに今の自分の状態を当てはめてみる。

そして、調子が下がっているときや停滞しているときに、自分を追い込んでも、苦しいだけといえます。

「今は、調子が下がっているから、それに応じて無理しないようにしよう」
「停滞が続いているけれど、焦らないようにしよう」

そんなふうに、今の状況や調子に応じて、楽でいられる考え方を取ることは重要であるといえます。

そのように、「成長」に意識を注いで苦しむ場合は、「今」に気持ちを合わせて過ごしてみることが、楽に暮らしていく上で大事なことの1つといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠