休業要請から考えるカウンセリングルームの正体?!〜心理カウンセリング視点で考える日常〜

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岡本です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策として出された「緊急事態宣言」。

私たちが生活をする北海道札幌市でも「休業要請」が出たことで週末の光景が大きく変化しています。

このHP上のお知らせでもご案内している通り『カウンセリングこころの羽』は休業要請の内容から様々な角度から検討した結果、営業を継続しているのですが…

この休業要請の捉え方は、今現在の日本における「カウンセリングルーム」の位置付けを知るうえで非常に分かりやすい事例になったな…と思いましたので、今回は休業要請から考える「カウンセリングルーム」の正体に迫ってみようと思います♪

Point1.カウンセリングルームへの休業要請は?

北海道や札幌市はもちろん、他の都府県でも同様かと思いますが…

結論で言うと「カウンセリングルーム」に対しての休業要請は出ていないようです。

『カウンセリングこころの羽』としても私自身でも他の在籍カウンセラーにも確認してもらいましたが「休業要請には当てはまらない」のではないかという結論に至っております。

ただ、残念なことに…そもそも「カウンセリングルーム」という記載がどこにもないのです(泣)

「対象外」とも「対象」とも書かれていないんですよね…(汗)

実はこの状況は、カウンセリングルームを運営している立場からすると「よくある話」なのです。

日本における「カウンセリングルーム」の正しい認知度は残念ながら「知る人ぞ知る」くらいで「一般的に知られている」という位置付けではないため具体的に業種が記載されるような場面では省略されてしまうことが多いんですよね…。

Point2.カウンセリングルームは医療機関なのか?

「カウンセリングルーム」への休業要請を調べるにあたり気になるのは、やはり「医療機関」の欄でした。

結論で言ってしまうと「カウンセリングルーム」には医師がいるわけではありませんので「医療行為」は行えず「医療機関」には当てはまりません。

そのため「保険適用」ができないというデメリットがありますが、その分、保険適用の条件に縛られる必要がありませんので心療内科や精神科病院での「心理カウンセリング」に多い30分程度の実施時間ではなく50分以上の時間をとってじっくりとお話しを伺うことができるのです。

…と、少し話が脱線してしまいましたね(汗)

このようにカウンセリングルームが行っていることは「心理療法」と呼ばれる専門知識を土台にしていますし、カウンセリングルームをご利用くださるご相談者さまは心療内科や精神科病院をご利用する患者さんと共通になることも多いため「医療機関」と混同される場面もありますが、あくまでも民間企業によるサービスですので今回の緊急事態宣言に伴う休業要請についても「医療機関」の条件には当てはまらないということになります。

Point3.カウンセリングルームは何に近いサービスなのか

次に考えるポイントとしては、どの業種に対する条件を参考にするのか…ということになります。

休業要請に関する一覧表などを確認してみるといくつか該当しそうな項目を見つけることができます。

「商業施設」…ある意味ではカウンセリングルームもこの分類に当てはまるかもしれません。

ただし、この中に記載のある「整体院」に関する記載で…

主として利用者が身体機能の維持 を目的として利用する施設は要請の対象

とされており、「カウンセリングルーム」もこの内容に近い位置付けのものであると考えています。

身体機能の維持ではありませんが、心の健康の維持という意味では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が大きい現状において「カウンセリングルーム」の役割は大きいのではないでしょうか。

他にも「オンライン授業」と「家庭教師」が休業要請の対象外と記載されていることも印象的でした。

『カウンセリングこころの羽』の場合は、オンラインカウンセリングも対応していますので、「オンライン授業」と同様のサービスと考えることができそうです。

また、「家庭教師」についても個人宅に訪問し一対一での授業を提供するという内容だと考えることができますが、一対一でお話しをするという点においてはカウンセリングルームとの類似性は高いのではないでしょうか。

実際に心理カウンセラーという仕事をしているとカウンセリングルームで提供させていただくサービス内容は、ある意味では「心理学」や「脳科学」を学ぶ塾や家庭教師のようなものではないかと感じます。

「学校」での生活をスムーズに進めるために「塾」へ通うように「日常」という生活で上手くいくように「カウンセリングルーム」というヒントを学ぶ場に行くことは非常に効果的な対策かもしれませんね。

もちろん、今の時期は感染拡大防止のために接触頻度を減らすことは非常に重要ですし、感染対策としての消毒や換気などの実施も大切なことです。

この点に気をつけながら「心理カウンセリング」というサービスを継続的に提供することが私たちカウンセラーの役割だと考えています。

「身体の健康」も大切ですが「心の健康」も同じくらい大切なもの。

「不要不急」に当てはまる場合には、落ち着いた頃に自分自身と向き合うきっかけやお悩み解決のヒントを見つけに来ていただけると嬉しいです。

最近では「いのちの電話」への問い合わせも増えており繋がりにくい状態も多いと聞きます。

辛い、苦しいという状態が深刻な場合には、一人で抱えず「カウンセリングルーム」へのご相談も考えてみてくださいね。

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岡本教兵

『カウンセリングこころの羽』では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で増加するストレスへのメンタルケアにも活用いただける「オンラインカウンセリング」(電話、Skype、Zoomによるお悩み相談)を全国の方に向けて提供させていただいています。

様々なお悩み相談ができる心理カウンセリングをご自宅からご利用いただけますので、お気軽にご活用ください。

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