子育ての悩みと心理カウンセリング

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岡本です。

ゴールデンウィークも終えた5月中旬…皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

連休時期は、カウンセリングのご予約も少なめになるので、私もいつもより数日お休みを多くいただいて家族サービスを頑張っておりました。

あまり長く休み過ぎてしまうと日常からの変化が大きくなって心理的な負担がかかってしまうものなので、“ほどほど”にしていたのですが、暦通りのお休みだった方はいつもと違う時間の過ごし方に“逆に疲れてしまった…”ということもあるのではないでしょうか?

Family looking at the screen of a tablet PC indoors

日常との変化が大きいと“良いこと”でもストレスになる

大切なポイントなので、改めて補足説明をさせていただきますと…

人は変化に対応しながら生きています。

温暖化や少子高齢化…のような大きな流れの変化に限らず、仕事の繁忙期は残業が多くなったり、大型連休は自宅で過ごしたり外出する機会が増えたり。

主婦の方も普段、家にいない旦那さんやお子さんがいることで日常との変化が生じるもの。

そういった“変化”に対応するために人のカラダは、ストレス物質を作ることで「集中モード」に切り替えて大きなトラブルが発生しないように対処しているということになります。

ストレスと聞くと、どうしても「悪いこと」「辛いこと」「苦しいこと」を体験したときに発生するものというイメージが浮かびやすいかもしれませんが、心理カウンセリングの視点では、“変化=ストレス”ととらえることが大切なので、良い変化であっても変化が大きければストレスが大きいと考えることができます。

こういった意味でも冒頭で書かせていただいたゴールデンウィークをどう過ごしたかによってもストレスの感じ方は大きく変わってくるのです。

いつもよりイライラ…そんな経験しませんでしたか?

特に連休など、前述の通り変化が大きいときに「イラッとする出来事」が重なったりするといつも以上にストレスを感じたり、家族や周囲への接し方も思うようにいかないこともあるかもしれません。

そんなとき、例えばお子さんに対して否定的な接し方や否定的な言葉をかけてしてしまうと相手の方は「どうして怒られているのかわからない」という気持ちになることもあるかもしれません。

とは言え…自分の気持ちに嘘をついて人と接することは大きなストレスを生みますし、そこには限界があるはず…。

この状況になったときに家庭内だけで解決しようとするとどこかに無理が生じることは、想像しやすい状況ではないでしょうか?

そんな時こそカウンセリングルームの出番なのですが、初めてのご利用で不安になったり葛藤しやすいポイントは、やはり費用対効果の面かもしれませんね…。

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愚痴を聞いてもらうためだけにカウンセリングにお金をかけるのも…

このように考えてカウンセリングのご利用をためらうこともあるかもしれませんね。

確かにカウンセリングルームでは、普段、身近な人にも話しにくいような不満や愚痴もお話していただいて大丈夫ですが、心理カウンセリングの活用方法は、それだけではありません。

活用方法その① 自己客観視で気持ちを楽に。

心理カウンセラーと話すことで普段自分自身では気付いていなかった「本音」「本心」に気付いたり、隠していた感情が表に出てくることがあります。

その経験、体験は「〇〇しなきゃいけない」「〇〇するべき」という考え方から抜け出すためのヒントになるかもしれません。

自分ひとりで考えていると「思考がループする」ことも多いと思いますが、カウンセラーに話すことでそのループから抜け出せることもカウンセリングを利用する利点の一つですね。

活用方法その② 理想に近づくためのヒントを。

家庭内のことに限らず、「なりたい自分」をイメージすることも日常のなかであるかもしれません。

そんなときに自己流で努力をすることももちろん価値があることだと思いますが、上手くいかなかったときに別の視点、別の方法に早く辿り着くことはとても重要です。

限りある時間を有効に活用するためのヒントを知ることができることもカウンセリングのメリットの一つになります。

特にお子さんにとっての幼少期の体験は、成長過程で重要な意味を持っていますので、早い時期にヒントを得ることはとても大切なのではないでしょうか?

活用方法その③ 価値観の見える化でお子さんに合った関わり方を。

心理カウンセリングで子育てや育児の相談をする場合のメリットは、ご相談者さま(保護者さまとお子さん)の立場や価値観、状況などを伺いながら、“一般論”ではなく“ご相談者さまに合った方法”を一緒に考えていけること。

特に『心理分析プラン』をご利用いただく場合は、“価値観の見える化”を行いながらその価値観を活かしたお子さんとの関わり方をお伝えするように心がけています。

新型コロナウイルス感染症の扱いも5類に変更になったことで、今年は楽しみも沢山増えてくると思いますが、その分、無意識にストレスも増えていく可能性があるということを頭の片隅に置きながら日々を過ごしていくことも大切なポイントです(^^)

『カウンセリングこころの羽』岡本教兵