ネガティブ・ケイパビリティを感じる旅~心理カウンセラーの休日

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。

北海道の長い冬がやっと終わり、桜も満開になりましたね。
この時期の休日は、花を見にバスツアーに参加したり、自然に触れる機会を多く持つようにしています。
今回のブログは、前回のブログでご紹介した「ネガティブ・ケイパビリティ」に関して、旅を通じて生活に取り入れる方法についてご紹介したいと思います。

公認心理師・臨床心理士の物部先生による「瞑想を深めるリトリート」についてはこちら→

◆ネガティブ・ケイパビリティとは

河口湖にて

「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、不確実な状況や答えのない問題に直面した際に、すぐに結論を出そうとせずに、その状態を受け入れる能力と解説されています。

分析心理学(ユング派心理学)を日本に紹介した学者で、「箱庭療法」を取り入れた治療法の実践者である河合隼雄先生は、「悩みや迷いがあるのが問題なのではなく、問題があるのにちゃんと悩んだり迷ったりしないことが問題なのだ。いろいろな葛藤を持ちながら、ぐっと耐えてそれを持ち続ける。それが『おとな』なのだ」と定義し、「ネガティブ・ケイパビリティ」を「葛藤保持力」という日本語で紹介しています。

「葛藤保持力」と聞くと、少し堅い表現のようにも感じますが、けっして、「我慢せよ」とかそういうことではないのです。

人は、悩んだり迷いがある状態をネガティブにとらえ過ぎたり、早く解決しようと拙速に動いてしまうこともあるけれど、悩んだり迷ったりする状況に対峙することで、人としての「底力」がついていくんだよと、私はそんな風に解釈しています。

◆「今、ここにいる」

念願の静内二十間道路の桜並木

悩みや苦しみは、「今」から離れているときに生まれやすいものです。

過去の「記憶」は、過ぎ去ったことを反芻して苦しんでいるし、未来の「不安」は、まだ起きていないことを作り出して恐れています。

旅をしていると、初めて見る景色に目を奪われ、初めて使う交通機関にドキドキしながら乗り場を確認したりと、強制的に「今、ここにいる」を実践することになります。

天気予報が外れて雨が降り出して景色がいま一つだったり、食べログやGoogleマップに載っているお店が閉店していたり。
想定外やネガティブな出来事も起こります。

「それはそれとして、じゃあ、どうしようかな?」
そういう切り替えの練習ができるのが旅なんじゃないかと思います。

◆「考えずに、感じる」

春らしい締めパフェもいただきました

ネガティブなことに気持ちが向かう時は「頭(思考)」を使い過ぎているサイン。
「感覚」を使って、「頭」モードから「体(心)」モードに切り替えることが大切です。

炊き立ての美味しいご飯を食べる、サウナに入って汗を流す、桜を見たり海をただ眺める。

「一発逆転の癒し」を求めず、自分にとって効果のある「癒しのツール」を組み合わせて「継続する」。

すごい技はいらないんです。っていうか、すごい技って何だろな(^◇^)

私にとっての癒しツールは、例えばこんな感じです。

・花を見る(大通り公園のバラ園、北海道神宮の梅と桜の同時開花など)
・雪山を遠くから眺める(3月に富士山を見ました)
・湖のほとりでたたずんで、あたたかいカフェオレを飲む(昔からなぜか海より湖派)
・旅に出る(市内、道内、道外、海外どこでも。直感を信じて)
・旅の移動中に感じたことをメモする( ..)φ
・温泉に入る(ぬるっとした泉質なら最高)
・映画館でアーティストのライブを鑑賞する(ワンオクも行きたいな)
・静かな場所でゆっくり食事をする(ホテルのランチがお気に入り)
・丁寧に身体を動かす(ジムは混んでない時間を狙います)
・ふかふかの布団と、腰にいい固めのマットで眠る(西川のAIRはかなりいい)
・行く先々でソフトクリームを食べる(パフェも大好き)

みなさんの「癒しツール」は何ですか?
お話しながら探してみませんか。

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実