こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。
今回は今本屋さんで、話題となっている『HSP気質=とても敏感で繊細な人』について、色々な側面から見ていきたいと思います。
HSP体質の人は人口に対して15%~20%程いると言われています。これはかなりの割合です。
もしかしたら自分もそうじゃないか…と不安に思っている方、どうしたら良いのか分からない方に少しでも役に立つ知識を書いていきたいと思います。
心理学、脳科学の視点からの話も記載させて頂きますので、最後までお楽しみ下さい♪
不安・クヨクヨ思考を生み出す神経の働き
ここで重要になってくるのが、自律神経。自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経には適度の緊張感をもたらすことで、やる気を起こさせ、脳の働きを活発化させ、集中力や好奇心を高める作用があります。
また副交感神経には神経の興奮を鎮めて、穏やかでゆったりした気分にする作用があります。
この2つの神経は、シーソーのように交互に高くなったり、低くなったりすることでバランスをとっています。
しかし激しく緊張したり、長時間ストレスにさらされ続けることで心身共に疲れ果ててしまい交感神経と副交感神経に狂いが生じてしまい、どちらか一方だけが上がったままの状態になってしまいます。
このことにより、精神のバランスが失われてしまい、不安になりやすかったり、目の前のことが肯定的に受け入れられなかったりすると言われています。
何事もマイナスに考えると…
不安やクヨクヨ思考に囚われている時の脳の働きについて考えてみます。
ここで重要になってくるのは、私達が相談者さまにお伝えする理論の中の『情報と認知』というものです。
脳から情報が入力され、認知で好きか嫌いか感じ、判断で考え、行動で身体を動かすという流れです。
この過程の中で、不安やクヨクヨ思考に囚われていると、入力された情報を全て認知の段階で自分にとって良くない形で意味づけや認識を無意識のうちに繰り返してしまっています。
そのためその後の行動もマイナスに偏りがちになります。
物事をプラスに意味づけ、プラスの行動をとることで、マイナスの経験が少しずつプラスに変化していくと言われています。
負の感情に振り回されないために
気にしすぎて不安・クヨクヨ悩んでしまう理由として、最大の原因は『マイナス思考のクセ』でした。
だからといって、何事もプラスに考えようと努力することは、心にとって良くない状態になってしまう可能性があります。
それならどうしたら良いのか…。
まずは自分自身を『受け入れること』が大切であると言われています。
悪いところも良いところも、判断や抵抗せずに今の自分をありのままに受け入れる。
これは簡単に言えば『気づき、認め、許すこと』です。
隠してきた感情に目を向ける時、2つの視点が重要となります。
自分を対象化してみる客観視の視点。
もうひとつは自分の心の中を深くのぞき込む内省の視点。
中々難しいことを書いてきましたが、まずは自分の感情に気づくことが大切であると思います。
まずは『カウンセリングこころの羽』で、自分の感情を振り返ってみませんか?またカウンセリング事例も参考にして頂ければと思います。
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未