環境が変化した時に〜心理カウンセラーも実践するストレスケア〜

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岡本です。

4月に入り、本来であれば新学期、新年度と新しい環境に変化する方も多い季節になりましたね。

今年は新型コロナウイルスの影響もあって、地域ごとにスケジュールや対応方法は例年と異なる可能性もありそうですが、いずれにしても「変化」が多い時期であることは間違いなさそうです。

『カウンセリングこころの羽』としても、お陰様で4月で札幌中央店がオープンしてからちょうど1年が経過し、在籍カウンセラーの体制もご予約件数も大きく変化したことをありがたいと実感しております(^^)

そこで今回は、当時のことを振り返りながら環境が変化した際のストレスケアについてご紹介させていただこうと思います。

◆環境が変化すると…

環境の変化と言うと、ここ1〜2ヶ月の新型コロナウイルス影響が最も大きな変化だと思いますが…それを除いても進学や就職による環境や人間関係の変化も多い季節になりますね。

私の場合は、サラリーマンを卒業させていただいてからのここ数年は、変化という変化は少ないはず…だったのですが、昨年は札幌中央店のオープンという大きな変化の年でした。

札幌中央店がオープンするまでは、『カウンセリングこころの羽・札幌本店』を中心としつつ、札幌駅近郊にある別のカウンセリングルームさんに在籍させていただいておりました。

それが、一昨年の年末あたりにかけてカウンセリングルームの運営方針や人員体制に対する理想が膨らんでいったことで「覚悟」を決めてオープンさせていただいたのが『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』だったのです。

心理カウンセラーという仕事には、慣れた時点での2店舗目の直営店オープンだったので、家賃負担以外の心配はそれほど大きくなかったのですが(笑)

実際にスタートしてみると想像以上の大きな変化に戸惑ったことが今でも印象に残っています。

今現在は一日のカウンセリング平均担当件数としては、6件、最大担当件数は8件ですが、当時は、まだ平均5件程度でした。

しかも、お世話になっていた札幌駅近郊のカウンセリングルームでのカウンセリングに慣れていたはずなのに夕方以降になると「頭痛」があったのです(汗)

もちろん、原因は風邪ではなく「疲労」が原因の偏頭痛という感じでした。

元々、肩凝りも少なく偏頭痛になることは数年に一度あるかないか…という状況だったので、私自身としても驚くと同時に戸惑ったことを今でも覚えています。

◆頭痛を発生させたストレスの原因は…

当時の『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』は、新規オープンしたばかりの店舗でしたが、リピーターさまに独立後の店舗をご案内して良いという許可を前の職場の上司からいただいていたので、比較的初期の段階から新店舗でのカウンセリング件数はそれなりにありました。

とは言え、前述の通り件数が大きく増えたわけではなく5件前後だったので頭痛を発生させるような過労状態ではありません。

では一体何がストレスの要因になっていたのか…と分析してみると…

使用している部屋の間取りの違いやバックヤードスペースの違い、ご相談者さまをご案内する流れの違いがストレスの原因だったのではないかと思います。

部屋の間取りやバックヤードスペースの違いと言っても、お借りした建物は前職の頃と管理会社さんが一緒だったので雰囲気は似ているうえに購入した備品も多少の違いがある程度でした。

強いて言うと、防音性が向上したり、窓があることで部屋全体が明るく換気も良くなったり…と言ったプラスの変化の方が目立つ状況でした。

ご相談者さまをご案内する流れも以前は階段までのお出迎えお見送りだったものがエレベーターに変わったくらい…。

どちらかと言うと、やはり「プラスの変化」の方が多い状況だったのです。

それでも「ストレス」は発生してしまい、結果として偏頭痛が現れることになりました…。

◆増えたストレスへの対策は、「やめること」を決めること?!

実は、今回の具体例のなかにストレスに対する考え方の落とし穴が一つ潜んでいます。

それは、「前向きな変化」でもストレスは発生するということ。

「ストレス」と聞くと悪い変化があったのだろうと先入観を持って考えてしまいがちですが、実際には「前向きな変化」であっても慣れるまではストレスが増えてしまうことは「よくある話」なのです。

私自身としても気持ちの面では、新しい環境、新しい挑戦にワクワクしていましたし、ご相談者さまにとっても自分自身にとっても落ち着ける空間作りを心掛けたので「もしかしたら、ストレス減るかもな」くらいの期待を持っていました。

ところが、やはり増えてしまったのです(汗)

このように「環境の変化」は良い変化でもストレスが増える可能性が高いものです。

ストレスが増えるときに大切なことは、それまで「当たり前」だと思ってやっていることのなかで「やめても大丈夫なこと」を上手く見つけて一時的に休止することです。

実際に私も当時、「体重を測ること」と「日記」をやめてみました。

それがどの程度の効果になるのかは、人それぞれの価値観や習慣によって大きく異なるものですが、負担を軽減するために「一時休止」なのだと自分で納得していることは無用な罪悪感を持たずにすむのでオススメな方法です(^^)

あなたは、この春、どんな変化がありますか?

ストレス対策、もう準備していますか?

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岡本教兵