こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。
ここ数年、最高気温を更新し続ける夏ですが、今年は、お盆を過ぎても真夏日が続いていることが驚きですね。
お盆に実家に帰省した時に、母が小さな咳をしていました。
風邪というわけでもないけど、扇風機やクーラーを付けっぱなしで寝ることが続いていて、なんとなくのどが乾燥してしまい、咳が続いているようです。
今年の夏は、この「小さな咳が続いている」「のどが乾燥していて調子が悪い」と感じている人が多いようですし、これから秋に向かって一層空気が乾燥して、風邪を引きやすい季節に突入します。
また、コロナ後遺症として、のどへの違和感や咳が長引いている方もいらっしゃるようです。
そこで、今回のブログは、咳・のどの痛みに対する対処法を漢方的な視点も加えてお伝えしたいと思います。
※出典 横浜にあるHSP対応可能な漢方薬店「がじゅまる」さん著「HSPをささえる漢方セルフケア」
お一人お一人体質は違いますので、実際に服用する際には専門家に相談していただくようお願いいたします<(_ _)>
◆梨は「肺」を潤すそうですよ
小田は、毎朝、フェイスブックで「やすらぎの里」の大沢代表配信の朝ヨガ(約15分)を行うのが日課です。
そのコミュニティのなかで大沢代表が「夜に冷房を付けっぱなしで寝ていて、のどの調子がおかしい時におススメなのは梨です。梨は漢方的に肺の熱を取り、肺を潤す性質があります。」と教えてくださいました。
肺を潤す…そうだったのかぁ~なるほど、なるほど。
とりあえず、楽天お買い物マラソン期間に、長野県の梨の詰め合わせをポチリとして、実家に発送してみました。
梨にうるさいと自称する母曰く、「梨は幸水が一番甘みがあって美味しい」らしいです。
私が頼んだ梨は、出荷時期によって、「8月後半までは幸水→9月上旬までは豊水か二十世紀→9月下旬までは南水」というように変化するようで、品種ごとの特徴は以下のとおりです。
「幸水」→甘みが強く、酸味が少ない、果汁が溢れ、シャリっとした食感が特徴
「豊水」→水分が豊富でジューシー、強い甘みと優しい酸味が後を引く
「二十世紀」→シャキシャキとした食感とさわやかな酸味が特徴で、さっぱり系
「南水」→甘みが強く、酸味が少ない、果汁も十分で、梨の中では比較的日持ちがする
一方で身体を冷やす一面もありますので、たくさん食べる時にはご注意を。
梨を煮て、フルーツティ―に入れてみるのも良いかもしれませんね。
◆咳・のどの痛みにオススメの漢方薬は
漢方では、秋は体の中の潤いを失わせる「燥邪(そうじゃ)」の影響を受けやすい季節と言われています。
秋の五臓である「肺」は、呼吸器系ともつながっている関係で、咳やのどの痛みなどの症状も出やすく、HSP気質を持つ方は、気温差に敏感に反応する方が多いので、朝晩と日中の気温差には特に注意が必要です。
手軽にできるセルフケアとしては、↑の写真の女性の首元の「V」字部分の付け根(左右の鎖骨の内側にあるくぼみ)「天突(てんとつ)」のツボに指を当て、力を入れ過ぎずにゆっくりと、「3秒押したら3秒離す」くらいのペースで、静かに押してみましょう。
深く押しすぎると、かえってむせてしまうことがあるので、力を入れ過ぎずに軽くでOKです。
天突のツボは、つらい咳やのどの痛みを和らげる効果があると言われています。
★咳・のどの痛みにおススメの漢方薬
麦門冬湯(ばくもんどうとう)喉がカサカサして渇き、せき込んでしまう時に
竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)空咳で、顔を真っ赤にして激しくせき込む時に
参蘇飲(じんそいん)激しい咳ではないがいつまでも長引く時に
◆アロマバスはいかがですか
抗菌・抗ウィルス作用が高いティートリーやユーカリの精油の効果を風邪予防に使うのもおススメです。
深呼吸して立ち上がる湯気をゆっくりと吸いこみながら、「天突」のツボをゆっくりと押してみる。
のどや鼻がスッキリ整います。
微量であっても、皮膚からも精油が浸透しますので、手軽にできるセルフケアとして、試してみてはいかがでしょうか。
カウンセリングのご予約は、コチラ→
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実