HSPについて㉔~子育て編①

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。

吹雪の日より晴れている方が嬉しいですが、冬の白い風景の中で晴れると、目がチカチカしますね。
なんだか目つぶしに合うような感じ(;^_^A

かと言って冬にサングラスをかけると、「マスク+寒さ」で曇りますしね…。
まぶしさで段差に気づかず転ばないように気を付けながら出勤する日々です。

みなさんもすっ転ばないよう、お気をつけくださいね。

今回は、アーロン博士の著書「ひといちばい敏感な親たちー子育てとHSP気質」から、子育てにおける刺激をゆるめていくヒントをご紹介したいと思います。

◆セルフケアの大切さ

アーロン博士自身がHSP気質を持ち、HSC気質を持つお子さんを育てた経験から、次のように述べています。

「子育てとは肉体労働である。だから時間と共に消耗するのは仕方がない。」
「セルフケアをおろそかにすれば大変なことになる。」
「HSの親は、常に燃え尽き症候群になる可能性がある。」
「40歳を超えたら生まれ持った健康なんてなくなってしまう。痛みや苦しみ、慢性的な疾患を避けるために、これまで以上にあらゆることをケアしなくてはならなくなる。」

育児には信頼できる人の助けが必要ですが、そのような助けが得られない場合、いったいどのように対処すればよいのでしょうか。

◆子どもがいる時でもできること

① 子どもと一緒に、いまいる場所や遊びを変える。
 例 部屋を移動する、ドライブに出かける、お店を出る、お店に行く。 
② 子どもを抱きしめる。気分がいいし、話を聴くより簡単にできる。
③ 子どもが楽しそうに遊んでいたら、短時間であっても、本を読んだり、ぼうっとしたりする。
  【急いで用事をすませようとしない】
④ 子どもと出かける(屋外を推奨)。
  自然は驚くほど心を落ち着かせてくれるし、少なくても「エネルギーを変換」してくれる。
  雑用をこなしたり、子どもが過剰な刺激を受けそうな環境に出かけたりするのは控える。
⑤ 水分を十分補給し、夕食やおやつにタンパク質を摂取する。
  【休息、食事、水分など、子どもに必要なものはあなたにも必要】
⑥ 邪魔されても、いらいらせずに子どもと同じ部屋で瞑想を行い、「特別な休憩をしている」と説明する。【瞑想をすることで、近くにいる人も落ち着くことがある】

また、アーロン博士は、「賛否が分かれる方法であるが」と前置きした上で、
「自分の視界や声の届く範囲で、子どもをパソコンの前に座らせて、質のいいテレビ番組やビデオを見せるのは良いと思っている。テレビの悪い部分が何であれ、疲れたHSの親だって相当ひどいときがあるのだ。」とも述べています。

いかがでしょうか。参考にできそうなことはありますか?
特別な方法ではないけれど、自分自身の優先順位を尊重する意識が最も大切なのかもしれませんね。

◆一人でいるときにできること

① ゆっくり深呼吸する(ストレスの原因を吹き飛ばすイメージで)。
  口から息を吐くと、つぎの呼吸が深くなる。
② お茶を入れる。
③ 足のマッサージをする。
④ 五感にご褒美をあげる。
 例 いい香りをかぐ、きれいなものを見る、好きな音楽を聴く、好みの健康食品を食べる、パジャマやスエットなどの快適な服に着替える。
⑤ 我慢しないで泣く。
⑥ 挨拶だけでもいいので、仲のいい友人に電話やメールをする。 
⑦ 好きな本や好きな音楽を手元に用意しておく。
  ちょっとした隙間に本を読めるし、上手く時間ができた時の楽しみにもなる。
⑧ ストレッチをする。ワーッと叫ぶように口を大きく開けて、ついでに顔をリラックスさせる。

いかがでしょうか。
個人的には、⑤の「我慢しないで泣く」が心に響いた小田です。

その他、事前に準備できることとして、5分以内にできる「好きな休憩の方法」を書き留めておいて、頭が働かないほどストレスでいっぱいになった時に、そのリストを参考にすることも推奨されています。

このようなリスト化は、あらゆる場面でのストレスケアとして非常に有効ですよね。

カウンセリングプランではお話を伺いながら、その方に合った「ストレスケアのリスト化」を一緒に考え、ご提案させていただいたり、心理分析プランでは、それぞれの心理傾向・価値観・特性に応じたストレスケアを見える化させていだだくこともできますので、是非ご利用いただければと思います。

※ これまで岡本代表が行っていた心理分析プランを、今年から小田も担当しております。

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『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実