こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
あなたは、安心できる場所、ホッとする場所は、あるでしょうか。
私は、カフェや本屋にいるときに、そういう気持ちになることが多いです。
今回は、「安心できる場所や時間を大切にする」というお話です。
つらい環境にいるからこそ、つらいと感じる
「生きづらい」
「つらい」
そういうときは、現在の環境がそう思わせているところも大きいといえます。
たとえば、仕事をしていて、職場に通っているとします。
その職場が安心できないような場所でずっとそこにいると、やはり、「つらい」という思いが増していくと言えます。
それは、家庭や学校、仲間内の集まりなどでも同じことがいえます。
反対に、ここは安心できる。
または、この時間は落ち着ける。
そういう部分が多いと、「つらい」思いが和らいでいきます。
そのため、安心できる場所や時間を大切にする。
その意識は大事だと言えます。
安心できる場所や時間に対する価値を高くする
![沈みゆく太陽](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
どうしても、
「職場では仲良くしなければならない。そのための人間関係づくりをがんばらなければならない。」
「学校の人間関係を大切にしなければならない。」
そんな風に思ってしまいがちです。
同時に、
「自分にはこの場所にいるのが安心できるけれど、そこにいてはダメだ」
そういう風に、せっかく安心できる場所を知っているのに、その価値を否定してしまいがちな面もあります。
そういう風に思うと、自分にとって居たくない場所に我慢して必要以上にそこにいなければならない。
関わらなければならない。
だから我慢してそこにいる、関わる。
そういう風な行動につながってしまいがちです。
そのようになると、余計に、つらく、苦しくなっていきます。
そもそも、必要以上に関わる、そこにいる理由はないといえます。
それよりも、安心できる場所や時間は、自分にとって安心できるかどうかが大事。
そう思うことにより、安心できる場所や時間をより大切にし、過ごす時間を増やすことができます。
そして、安心できる場所で過ごす時間が増えれば、自然と、つらさ、苦しさも和らいでいくといえます。
安心できる物や空間自体も、自分の立派な仲間
安心できるようなグループ、集団がない。
そういう場合もあるかもしれません。
ただ、1人でいる時間。
好きなことをしている時間。
安心できる場所や時間は、誰かといること、集団に属することを必ずしも条件にしなくてよいといえます。
心の支えになる本や動画など、なんでもよいといえます。
そういった物や空間も広い意味で捉えれば、自分の仲間ともいえるからです。
仕事したり勉強したり家事をしたり。
一見、そういった時間が大事なようにもみえます。
しかし、それらも、より充実して過ごすために大切だというだけともいえます。
苦しんだり、つらくなってまでがんばるものでもありません。
つらい状況、苦しい状況ならば、安心できる場所や時間をまず大切にすることが肝要と言えます。
安心できる場所や時間を大切にする
![デイジー-ハート](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
うまくやっているように見える人も、職場や学校、家庭で現状が崩れてしまえば、誰でも途端につらくなってしまうものです。
つまり、職場や学校、家庭でうまくいくことが大切というのでなく、むしろ、うまくいかないこともあると知ることが大切です。
その上で、自分にとって安心できる場所や時間を大切にすることは、とても意味のあることといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠