山内のコンプレックス克服奮闘記⑤~コンプレックスとの上手な付き合い方~

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の山内です。

もうすぐ2月がやってきますね。

ここ数年愛用している手帳が月曜始まりなので、今年の2月は1日(月曜日)から28日間がカレンダーの4段にキュッとまとまっていて、その整然さにしばし見とれてしまった私です(平和ですね…)。

さて、コンプレックス克服奮闘記、最終回の今日のテーマは、「コンプレックスとの上手な付き合いかた、成功編」です。

うまくいった方法…それは「そのままでいる」こと

「あきらめる」はネガティブな感じがして少し違うし、「ありのままでいる」は某女王が頭に浮かんでしまうので、「そのままでいる」という言葉を選んでみましたが…

「隠す」「克服する」のに疲れた私が次に取り組んだのは「そもそも克服しようとしない」ことです。

「克服奮闘記」というタイトルも、「克服しようと奮闘したが結局うまくいかなかった録」の略からで…基本的にコンプレックスは克服しなくて良い(むしろお得なこともある)という考えを、今は持っています。

そう思うに至ったきっかけには、以前この奮闘記の②でも紹介させていただいた、日本で「ぽっちゃり」だった私が、住む国が変わるだけで急に「華奢体型」になれた体験や、当時同世代の間で流行していた、目を大きく見せるメイクや明るい髪色よりも、細く切れ長の目や真っ黒の髪色が、海外では「アジアンビューティー」と褒められているのを目の当たりにしたこと、があります。

加えて、海外生活を満喫しすぎて滞在費が底をつき、「質素な食べ物しか買えない」という悲しい理由でスリムな体型を手に入れた際…

予想に反して、「体型が自分の理想に近づく」ことが「自己肯定感の高まり」には直結しなかったこともありました。

むしろその頃には、自分にないものをあるように見せるよりも、持って生まれた特徴を活かそうとする方が楽だし、なんかお得だ、ということを実感し始めており、「自分を受け入れる」ということに、「あきらめ」のようなネガティブな意味合いは無いんだということに、気が付いたのです。

太い細いも、美しい醜いも、見る人によって、異なるのなら。

他人に気に入らないと言われても、自分が「そんなに悪く無い」と思えているなら、そのままの自分で良いのでは…と。

(今辛いと感じている方には「そのままでいい」なんていう言葉は何のお役にも立たないと思いますので…しつこいようですが、克服しようと色々試みた期間を経て「そこまで悪くないかな」と思える自分に変わってから、そう思えるようになったということも、お伝えしておきますね。)

みんな持ってる、コンプレックス

前足で顔を隠して恥ずかしそうに見える子犬

このあたりから私は、自分のコンプレックスを包み隠さず人に話せるようになりました。

すると、嬉しいことに、たいていの人から「全然気にならなかったよ」とか、「(言われてみればそうかも…でも)私はあなたのここが素敵だと思うよ」なんていう声をかけてもらえるようになったんです。

時々、非常に稀ですが、「ほんとだ(爆笑)!」という反応をする方もいますが、そういう方とはゆっくりと距離をとっていけば良いですのでね…。

もう一つ嬉しかったのは、「実は私もこんなコンプレックスを持っていて…」というお話がきけたこと。

私にしてみれば完璧に見える素敵な方ばかりでしたが、誰でも一つや二つ、気に入らない部分ってあるんだなぁということに気がつき、それが大きな悩みであれば「大変なのは自分だけじゃないんだな」と思えますし、それが小さな悩みであれば「自分の悩みも他人からしたらこんなに小さく聞こえるのかも…」と思えるので、コンプレックスについて話せるようになったことで、たくさん学ぶことがありました。

というわけで、私が出した結論は、「コンプレックスは隠さない方が、いろいろお得」です。

後ろ向きな理由も1つだけあって、「必死に隠しているのに気づかれて笑われると立ち直れないから」先にバラしちゃう、というのがそれです(笑)

開き直りの持つパワー

キーボードのアップと入力する指先

ネットの世界ではよく、有名人のアンチの人が、「あいつはここがダメだ」と欠点を一生懸命突いている書き込みなどを目にしますが、おそらく彼らの頭の中では、それを見たり聞いたりした相手がダメージを受ける姿を想像しているから、せっせとそんなことに精を出せるんだと思います。

でも、相手がネガティブな書き込みを見ても「そうなんですよ!そこが悩みなんですよ!よく気がつきましたね!」と余裕の表情を浮かべていると想像したら…とたんに“カキコ甲斐”が無くなるのではないでしょうか。

私も10代をやり直せるなら、外見をいじってきた同級生に「たしかに!よく気がついたね!」と余裕の返しをして、おうちに帰ってちょっぴり泣いて、また翌日から元気に、毎日を過ごしてみたいです。

でも、長年を費やしてきたこの「克服のための奮闘期間」は、自分らしく居られる今へつながる、大切な時間だったとも思います。

最後に

明るい光の中に咲くピンク色の花と2匹のミツバチ

コンプレックスとの付き合い方は、人によって様々かと思います。

努力で変えられる部分と、そうはいかない部分もあります。

私の体験談では海外で異文化に触れたことが、意識が変わったきっかけの1つになっていますが、コロナ禍の今はそれも簡単ではありませんよね。

ですが、異文化という点で言えば、我が家とお隣さんご一家を比べただけでも、家の中の文化はけっこう異なったりするように…

色んな考えの人と話したり、いつもとは違う本を読んだり、新しいことにチャレンジしてみたりすることにも、視野が広がるきっかけは眠っているのではないでしょうか。

ご自分に合ったコンプレックスとの付き合い方を見つけていただく過程で、カウンセリングがお役に立てば嬉しいです。

まずは貴方の「自分のここがこんなに嫌い!」というお話を聞かせていただけるのを楽しみにお待ちしております。

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』山内彩子