反対のことに目を向けることで、心のバランスを取る

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

水筒は、外で持ち運ぶ際に便利ですが、家でも、水筒を使っています。
保温と保冷それぞれの機能によって、楽に、冷たい飲み物や温かい飲み物を飲めるのが良いなと思っています。

さて、今回は、「反対のことに目を向けることで、心のバランスを取る」というお話です。

つらい日々

夕日と自然

「つらい・・・」
そういうことはないでしょうか。

「重ねてつらいことが起こる」
「心乱されることばかり・・・」

つらいことばかり起こるというのは、本当に苦しいですよね。

目を向けている場所

「つらい・・・」
そういうときは、多くの否定的なことに注目している状態ともいえます。

そして、否定的な部分でいっぱいに感じると、どんどん否定的な部分が目につくようになるといえます。

たとえば、焦っていると、どんどん焦りを感じさせる出来事が起こり、怒っていると、どんどん怒りを増長させる出来事が起こる。

そういうふうに、どんどん、今感じるものが増大していくものといえます。

また、
「今日も嫌なことばかりだったな」

そう思うと、嫌なことばかりが思い出され、だんだんと元気もなくなっていくといえます。

「今、自分はどこに目を向けているだろう?」

そのように問いかけることで、

「嫌なことばかり目についているな」
「否定的なことばかり考えているな」
そのように客観視をすることで、少しだけ心が落ち着くことにつながるといえます。

反対のことに目を向ける

ホットチョコレートと落ち着く時間

そして、つらさを和らげるには、反対のことに目を向けることが大切であるといえます。

つまり、否定的な部分ばかりに目を向けているのであれば、良い部分、肯定的な部分に目を向けることは大切だといえます。

そうすることで、バランスの整った物の見方につながり、心の落ち着きにつながります。

たとえば、
「なんだか毎日、嫌なこと、つまらないことばかりが起きている気がする・・・」

そう思うときは、
「1日の中で、良かったことを思い出す」
「1日の中で、ラッキーだったことを思い出す」
「1日の中で、楽しかったことを思い出す」

そういうことをすることで、
「あ、良いことも起こっているんだ」
「楽しいこともあるな!」

そういうふうに、目を向ける場所を変えて、心を落ち着かせることにつながるといえます。

今の状況だからこそ、良い部分、肯定的と思えるような部分を探して、思考と心のバランスを整える。
それを意識することが、心を楽に過ごす上で大切といえます。

もちろん、なんでも肯定的に考えられるようにする必要はないといえます。

「プラスに捉えられるようにがんばろう」

そのように思うと、
「あ、また否定的に考えてしまった・・・」
「否定的に捉えるから、悪いんだ・・・」

そう思って、さらに落ち込んでしまう場合もあるからです。

ちょっと落ち着いたとき、余裕がありそうなときに、少しずつ、良い部分、肯定的な部分にも目を向けることでも十分といえます。

なんでも肯定的に捉えるのが目標でなく、否定的にたくさん捉えてつらくなっていたのを和らげる。
そのために、必要な分だけ、肯定的に捉えることにも取り組んでみる。

その意識を持つことで、否定的なときでも、否定的になること自体に対して、落ち込まなくてすむことにつながるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠