期待しなくなるまで、期待していい

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

私は、リラックスするための方法の1つとして、字を書き写すのが好きです。

書き写すものが決まっているわけでなく、自分の持っている本の適当なページを書き写すのみですが、その時間が気に入っています。

さて、今回は、「期待しなくなるまで、期待していい」というお話です。

つらい日々

りんごの花

「なんだかつらい、苦しい」
そんなことはないでしょうか。

そんなときには、期待が高すぎるというのが1つ関係しているかもしれません。

「あの人は、あれくらいやるべきだ」
「自分は、これくらいのことができていないといけない」

自分や他人、物事に多くの期待をするものの、それが、全然、そのとおりにならない。

つまり、期待が高すぎて、その分、それに反することばかり起こって苦しんでしまうといえます。

期待を減らす、なくすこと

そうであれば、楽に過ごすには、期待を減らす、なくすことが大事であるといえます。

「自分は、これで十分」
「あの人に期待しすぎていたけど、完璧な人間はいないよな」

そういう風に、期待を減らすことやなくすことができれば、苦しむことも少なくなっていきます。

一方で、無理に、期待をしない、期待を減らす必要はないといえます。

「期待しすぎる自分はダメだ」
「期待するから悪いんだ」

そのように、本当はまだまだ期待したいのに、期待している自分を否定したりする。

そうすると、期待したい気持ちを無視して、投げやりな心持ちになってしまいます。

期待と付き合う

プリンとスプーン

期待したからこそ、その分、つらく、苦しい気持ちになった。
それは、たしかに、いえます。

だからといって、期待すること自体を全くの悪者とすることまでは必要ないともいえます。

「これは、さすがに期待しすぎたな」
「この期待は、不要だな」

そのように無理なく思えるもの、考えられるものについては、その期待を減らしたり、手放す。
それによって、苦しさを減らしていく。

「これについては、まだまだ期待したいな」
「期待するからつらいんだろうけど、まだ期待したい気持ちはあるな」

そのようなものは、自然と期待しなくなるまで、期待を持ち続ける。

そのように、今の自分の気持ちに正直に、期待するかしないかを分別していくことが大事だといえます。

心を楽にするために、過剰な期待を減らす、なくすことは大事です。
一方で、無理に期待を減らす、なくすことは、かえって、つらくなる要因にもなりえます。

そうであれば、
「期待しなくなるまで、期待していい」

それくらいの気持ちで、自然に、無理せず、期待するしないを分別することが心を楽に過ごす上で大事だといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠