こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
私は、カレーとナンが好きで、ナンと一緒にカレーが食べられる店にたまに行きます。
ナンも色々選べて、カレーのルーも色々選べるので、選ぶこと自体も楽しみの1つです。
さて、今回は、『自分オリジナルの不安を見つける』というお話です。
不安な日々
「不安だな・・・」
「どうすればいいんだろう・・・」
そういうふうに感じることはないでしょうか。
「いったい、いつになったら抜け出せるのだろう・・・」
「不安とどう向き合えばよいのだろう・・・」
不安な日々が続くと、苦しいものですよね。
自分ならではの不安
不安と向き合うときに、
その不安が漠然としていると、どう対処していいのかわからなかったりします。
「仕事が・・・」
「お金が・・・」
「家庭が・・・」
一見、不安を特定しているように見えますが、この場合だと、また堂々巡りになるのではないでしょうか。
何に対して、どう思っているのか。
それを具体的に明らかにすることが、必要であると言えるからです。
仕事であれば、仕事内容なのか、職場の人間関係なのか、雰囲気なのか。
職場の雰囲気であれば、どういうときのどんな雰囲気に対して不安を感じているのか。
不安とは、どれくらいのものなのか。
具体的にしていけばいくほど、より、しっかりと自分ならではの不安を特定することができます。
そのようにして、不安の対象や不安の感覚の大きさを掘り下げていく。
そのことで、自分が何に不安を感じているのかを正しく特定することができるといえます。
もちろん、すぐには浮かばなかったりもしますし、焦って、がんばって無理して考える必要はないといえます。
自分の時間があるときに、考えてみたり、紙に書いてみたりして、少しずつ整理できれば十分だといえます。
自分オリジナルの不安を見つける
また、不安を特定している最中に、
「こんなことで不安を感じるなんておかしい」
「他の人は、こんなことで不安なんか感じない」
そのようにして、不安を無視したり、否定したりしたくなる気持ちになるかもしれません。
一方で、そうすると、結局、それに対する対処というよりは、その不安をなかったことにしたままで過ごそうとするため、根本的に解決できていないということになります。
そうはいっても、つい、自分が不安に感じることを否定したくもなるものですよね。
そんなときは、「自分オリジナルの不安を見つけるんだ」という心持ちは大切かと思います。
そもそも、人それぞれ、違う者同士が異なる経験をしているので、不安も十人十色です。
オリジナルな不安があって、当たり前といえます。
そうであれば、
「こんな部分でひっかかっていたんだ!」
驚きと共に、新鮮な気持ちでオリジナルの不安を見つける。
つまり、
「こんなことでひっかかる自分はおかしい・・・」
そういうふうに捉えるのでなく、
「人それぞれ不安ポイントは違うけど、自分はここか!」
そんなふうに、人と異なる部分を前向きに受け止めるために、「オリジナル」というイメージが大事であるといえます。
そのことで、はじめて、自分の特定した不安と向き合い、受け入れることにつながるといえます。
不安で仕方ないとき。
不安を漠然としたものから、より具体的に特定できているかを考えてみることで、不安に対して的確に気付けることにつながります。
そして、ついつい、
「こんなことで不安になるなんて・・・」
そのように否定したり批判したくなるかもしれません。
その際は、
「自分オリジナルの不安を見つけよう」
そういうつもりで、見つけた不安を肯定してみる。
それが、不安を見つめる上で大切だといえます。
不安を的確に見つめることで、
「じゃあこうすればよいのではないか」
「こういう考え方もあるのではないか」
そのように、客観的に考えて、自分の不安を減らす方向へと向けることにつながるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠