こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
子どもの時によく遊んでいたカードゲームで遊んでみたのですが、当時から、だいぶ新しいカードや仕組みが今は増えていて、懐かしさと新鮮さの両方があって、楽しかったです。
さて、今回は、「行動できずとも考えただけで価値がある」というお話です。
行動できない自分
「こうしようと思っても、できない」
「やらなければと思っても、できない」
そんな風に、行動できないことで落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
「自分は何もできていない」
そんな風に思い、つらく、苦しくなってしまうものですよね。
一方で、行動できないということは、
「こういう行動をしたい」
そういう風に、「考えている」ということも言えます。
考えただけで価値がある
「考える」
これだけで、前進しているといえます。
考えただけで、行動できない場合に落ち込みがちですが、考えるという一歩は踏み出せています。
行動にも限界はありますが、考えることにも限界はあるはずです。
考えたくとも、考えられない時間もあると思います。
その中で、
「こう行動してみたいな」
「こうすればよいかな」
そんな風に、考えることができたということは、価値の高いことだといえます。
自然と、行動につながる
そうはいっても、行動できない部分が気になるかもしれません。
たしかに、行動も価値あることのため、その価値あることを逃しているような感覚になるかもしれません。
一方で、考えたことは、後々、自然と行動に繋がっている場合もあるといえます。
何かあったときに、パッと行動できるのは、以前に、こうなったらこうしたいなとあらかじめ考えていたからではないでしょうか。
あらかじめ考えていなかったら、パッとその行動とはならないといえます。
そうであれば、考えたことにより、後の行動につながっているといえます。
考えただけで、後の行動の元となっている。
そう捉えることで、焦りや自己否定というのを減らすことができるといえます。
行動につながらずとも、考え自体にも価値がある
そして、実際に行動につながった考えだけが価値があるというわけではないといえます。
つまり、考え自体にも価値があると言えます。
たとえば、
「こうなったら、どうしよう」と不安になるとき。
こうなった場合は、こうしようと考えておくだけで、心を落ち着かせることになります。
実際、その心配事は起こらずに、そのための行動をする必要がなくなることも多いといえます。
だからといって、考えが無駄だったというよりは、むしろ、考えを持つことで、今を安心した気持ちでいられることにつながったといえます。
考えたことを、すぐに、いつも行動できるとは限りません。
むしろ、思ったより行動できないものであるともいえます。
そんなときに、行動できない自分を責めるのでなく、考えただけでそれは充分価値のあることをすでにしている。
そう捉えることで、心を楽に日々を過ごすことにつながるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠