【うつギフ】うつがギフトだったかもしれない

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。

先日、上富良野で行われていた「ラベンダーフェスタかみふらの」のライトアップを見るため、日帰りのバスツアーに参加しました。

夏になると富良野や美瑛の花畑を見に行きたくなりますが、ラベンダー畑のライトアップはお初。
SNS的な「映え」のためか、たくさんの来場者が来ていて、ブライダルフォトを撮影しているカップルもいました。

今回は、夏の美瑛と富良野の写真とともに、篠路店のブログで掲載していた「うつギフ」をこちらにも投稿したいと思います。

◆うつギフって何?

ライトアップされた日の出公園ラベンダー園

篠路店のブログでは、2018年から岡本代表とコラボで「うつ病体験記」を20回、2019年から続編としての「うつギフ」を34回投稿しました。

うつ病体験記はこちら→

「うつギフ」という表題は、うつ病で休職中に感じていた、以下のような気持ちをヒントにしました。

~ これまでの自分の考え方だと、うつ病になったことで気づいたことや出会った人も多いから、これはギフトだったんだと意味付けを行うことが多かったけど、そんなことを思えないくらい今は苦しいし、そんな考え方自体、今はしたくない。

苦しいものは苦しいし、あとあと、いい感じになんて、できなくてもいい。

いつかギフトだったと思える日が、何年後かには来るかもしれないし、ずっと来ないかもしれない。それでもいい。
うつがギフトなんてまだ言えないし、言わない。むしろ言うもんか ~

そんな思いから浮かんだ表題でした。

◆当時を振り返って苦しかったこと

夕暮れ時のニングルテラス

たまに、ブログを書く上で「うつ病体験記」や「うつギフ」を読み返すことがありますが、自分ながらに「よく書けてるわ…」と感心というか感情移入することがあります。

文章がうまいとか内容がいいとか、そういうことでは全然なくて、実際に経験して、「血を流しながら出てきた言葉や感覚」がそのまま表現されているなと、そういう意味です。

「うつ病体験記」などは、しっかり読むと、「あ、痛たたたたた( ;∀;)」となるので、今でもサラリとしか読めません。

余談ですが、採血するときの腕や、テレビドラマの手術シーンや暴力シーン、格闘技なども「あ、痛たたたた( ;∀;)」になるので、見ないようにしています。

当時を振り返って苦しかったことは、「今、自分が治療のどの段階にいるんだろう」が見えなかったことです。

多くの内臓疾患の場合は、血液データや腫瘍の大きさなど、データを目視することで現状を把握し、方向性を模索することができます。

メンタル疾患は、それらの目視できるデータがないので、自分の体調や気持ちが手掛かりとなるのですが、一向にやる気が起きない状況に焦りを感じるのです。

このまま、一生何にもやる気が出なくて、何にもできなくなって、働けなくなって、動けないままだったらどうしようと…。

◆当時支えになったこと

四季彩の丘は何度見ても癒されます

当時の私は、四六時中、どうやったら早く「治るか」を考え、どうしてこうなってしまったんだろうと「原因」を探り、これからどうなるんだろうという「未来」を想像して不安になる日々でした。

そうした思いを頭の中にいっぱい抱えながらも、病院では限られた10分程度の診察で、体調などを伝えることで精いっぱい。

優しい雰囲気で話を聴いてくれる主治医でしたが、「お医者さんは忙しいんだから、要点を絞って簡潔に話さなければ」という妙なお仕事モードが出てしまい…。

その点、カウンセリングでは予約している時間内で、言葉が出てこなくても、泣いてしまってもOKな空間だと思えるようになりました。

次のカウンセリングの時には、あの話をするから泣いてしまうかもな…いっそタオルを持参しようと用意して臨み、予想を超えて大泣きしたこともあります。

私にとっては、カウンセリングで自分自身の気持ちを自由に吐露して、受け止め、カウンセラーと一緒に整理できたことが一番の支えになったなと、時間を経て、改めて思うのです。