うつ病から抜け出し、生活の中で心掛けていること

こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。

今回は私がうつ病を抜け出してから、現在の生活の中でも心掛けていることを少しだけ紹介したいと思います。

“うつ病”と診断されてから出口のない道を歩いているようでしたが、今回ご紹介する方法などを試していく中で症状も安定し、お薬をお守り程度に持っているくらいまで回復しました。

それでも人間なので、上手くいかなくて落ち込むこと、悲しいこと、辛いこと、多々あると思います。
そんな時に少しだけ自分自身で工夫していることを紹介出来たらと思います。

ストレスと鉛筆

モチベーションを上げるために…

学生の頃から、勉強だったり仕事に対するモチベーションが低くなり始めてきたときは、ふたつの方法を試します。

ひとつめは、自己実現ノートを見返してみる。
ここの自己実現ノートはカウンセリングこころの羽代表の岡本さんから提案して頂いて使い始めたものです。

前日にその日にやることを書いておき、1日の計画を立てることが出来ます。
その後、振り返り、もう少しこうやったらうまくいくのではないかという方法を記載していきます。

この方法で私は1日を計画的に過ごすことが出来て、“あれやるの忘れてた”ということも少なくなりました。

ふたつめは、五感を刺激して頑張れるものをひとつ試してみる。
分かりにくい表現と突っ込まれてしまいそうですが…(笑)

例えば、好きな音楽を聴いて元気になれる場合もあれば、お風呂にゆっくり浸かって何も考えない時間を作ることで元気になれる場合もあります。
そういうものを何個か用意しておき、ひとつ試してみることが大切です。

ちなみに私はモチベーションを上げる時は、“医療ドラマ”を観ます。
患者さんを助けるために自分の知識を蓄えようという気持ちが湧いてきて、頑張れることが出来ます(笑)

ふたつ目の考えはカウンセリングでいうと、「ストレスコーピング」の考え方になります。
(現に私もこの考え方を身につけて楽になりました)

医者の机

少しでも不調を感じたら…

以前は不調を感じても、見て見ぬ振りをしていることも多かったですが、現在は不調を感じたら、“休むこと”も必要だと思っています。

自分が不調を感じる時、どのような変化が身体や心に起こるのかを自分なりに分析して、黄色信号と赤信号に気付けるようになりました。

例えば、私は黄色信号になってくると、甘いものを買ってはたくさん食べてしまうことや自宅に帰ってもすぐに布団に入り、何もしない生活をすること等、不調の時の行動に何個かのパターンがあります。

そのパターンを察知出来るように、自分で自覚しておくのがまずは第一歩であると思います。

ちなみに赤信号の時は、外に出ずに布団にこもってしまうので、ここまで来たら積極的に休むことをしようと思っています。

プーさんの名言にある「なにもしないをしよう」ということを罪悪感を感じずにやろうと思っています。

その結果、赤信号になることはほとんどなく、黄色信号で留まり、上手くストレスコーピングを自分で行い、コントロール出来るようになっていきました。

赤い信号機

コップから水が溢れる前に…

最後にあとひとつ心掛けていることと言えば、ストレスの水が自分の心のコップから溢れてしまう前に…排水溝に捨てに行くこと。

私の中では“人に話して、自分の中で気付きを得る”ことだと思っています。
話をしていく中で、自分の考えや相手の考えに気付くことが出来たり、相手の世界観を知ることが出来ます。

その中でもやもやしていたことが、解決に向かうことも多々あります。
私は実家で暮らしていることもあり、母と父との関係性も良好であるため、日々の出来事なんかをご飯を食べながらだったり、お茶を飲みながら話す時間を大切にしています。

そして排水溝に水を捨てる作業をしている訳です。
ですが、私も一時期は母に話せないこともあり、その時は“カウンセリング”という選択肢を使っていました。

自分と向き合う時間は時には辛く感じることもありますが、長い期間で見れば、“あの時自分と向き合える時間を作ったことで、今の自分がある”と思える日が来ると思います。

うつ病から抜け出せずにいる方、抜け出したけどもやもやしている方…うつ病に関する相談…『カウンセリングこころの羽』で解決方法を一緒に模索してみませんか?

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未