HSPについて⑲~他人の気持ちを勝手によんでしまう

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。

それにしても、最近、吹雪いてますねぇ。歩きづらいったらありゃしない。
特に横断歩道って、異様に滑りませんか?

先日、杖をついたおじいさんが、恐る恐る横断歩道を渡っていて、「大丈夫かなぁ」と思いながら自分が渡り始めた途端、自分こそが思いっきり転んで宙を舞いました。

こんなに綺麗に?すっ転んだのは数年ぶりというレベルの大転び。
横断歩道の真ん中で、雪に顔からつっ伏しつつ、「ああ、このまま雪に埋もれて消えてしまいたい…。」と思いました。
そんな時に限って、横断歩道のすぐそばで市電が信号待ちをしていまして(;^_^A

「きっと、同じようにおじいさんの歩行を見守っていた市電に乗っているお客さんは、おまえかーい!と心の中でツッコミながら、あちゃーと思って見ているのかな。早く起き上がらないと、横断歩道近辺の歩行者が静かにざわついている気配がするから、大丈夫ですかと親切な人に声をかけられてしまう。おじいさんも驚いている気配がする。早く渡らないと信号待ちの車も待っている。起きるんだ私。そして何事もなかったように雪をほろって歩き出すんだ!大丈夫。マスクもしているしフードもかぶっている。仮に知り合いが見ていても私だと特定できまい…。」

時間にしてわずか3秒くらいの間に、さまざまな思いがよぎります。
これが走馬灯ってやつなのかな。死ぬ前もこんな感じなのかしら。とか考えてないで早く起き上がんなさいよ。

何事もなかったように(いや、大アリだけど)、素早く起き上がって、信号が赤にならないうちに無事に渡り終えました。
「あんなにすっ転んだのに、体はどこも痛くない。瞬間的に身体が抵抗せずに、綺麗に転んだからかな。柔道の受け身的な?中途半端に手をついていたら、ひねったり骨折していたかも。転ぶがままに身を任せて転ぶ。うーん、大事大事。これも朝ヨガを続けている効果かな。よしよし。」

ひとり満足気に帰宅した小田でしたが、その夜、ヨガマットに膝をついた時に痛みを感じ、手首から足にかけて立派な打撲の跡が。青く腫れあがった後、現在バナナ色に変化しております。

こんなふうに、何か一つの出来事が起こった時に、さまざまな人の立場、状況から勝手に他人の思考を読み取ってしまい、自分を後回しにしてふるまってしまうことってありませんか。

◆どうやら、自分が考えているほど、周りは考えてないらしい

机に向かって考え事をする女性

HSPさんの大きな特徴の一つとして、考え方が深く、物事を複雑化して考えてしまう傾向があります。

HSPは、生まれ持っての気質であるため、大人になってからそのような特徴が表れてくるというよりも、幼少期又は学生時代から、「よくそこに気がついたね」と驚かれたり、時には、「そんなことまで考えなくていいんじゃないの?」と否定的に扱われることもあったのではないでしょうか。

「どうやら、自分が考えているほど、周りは考えていないらしい。というか気づいてすらいない人もいるらしい」

だとしたら、私が考え過ぎなのか?面倒くさいのか?細かいのか?悪いのか?
そんなふうに、自分の特徴を責めてしまうことはありませんか。

「気がつかなくなる方法はありませんか」
と聞かれることがあります。残念ながら、それはないのです。
「気がつきやすい」ことはHSPの特徴です。

「気がつきやすい」特徴を長所と考えて、その特徴を生かしていくこともできるし、その能力を否定的にとらえれば、自分自身を抑圧する短所となり得るのです。

◆身を置く環境を選んでいこう

日の出

日本では、周囲の和を乱さず、周囲に迷惑をかけないことが重んじられています。
そのための「同調圧力」傾向が色濃く残っているので、HSPに限らず、能力の違い、個性などを尊重することは欧米諸国に比べるとまだまだです。

幼少期に、HSPの特徴を理解せずに、周囲から(特に母親から)、否定的な言葉かけが多かった場合は、自分の特徴に対して、どこか否定的にならざるを得ないでしょう。

子ども時代は、自由に環境を選ぶことが難しいですが、大人になってからは、「自分の身を置く環境を自分で選ぶ」ことがとても大切です。

いいとか、悪いじゃなくて、色々気がついてしまうのが自分の特徴なんだなぁ。
それは、私の特徴であって、気がつかない人もいるらしく、それがいいことでも悪いことでもない。
単なる傾向、特徴だっていうこと。

気がつかない人を心の中でディスったり、気がつく自分が悪いのかと責める必要もない。
どうせだったら、その特徴を隠しもせずに、ありのままに発揮させてもいい環境を選んでいこう。

自分が感じた気づきに基づいて、勝手に他人の気持ちを推測するのはやめよう。
他人が何かを考えていることもあるし、何も考えていなこともある。
自分が常に何かを考えているからといって、他人もそうとは限らない。

他人の気持ちを勝手によんで、推測して、一人反省会をして落ち込んだり、戒めるのはもうやめて自由になるんだ。

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『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実