こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。
ドラマや映画などの作品で、シリーズとして長く続くものがありますが、長く続くこと自体すごいことだなと感じます。
そういったものの過去の作品を見ると、「このときから、もう何年経っているのだな」と年月の移り変わりに驚いたりもしてしまいますね。
さて、今回は、「今より楽を求めても良い」というお話です。
楽をしてはいけないと思ってしまう
![夜空の下、立ち並ぶビル](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
「楽をしてはいけない」
「もっとがんばらないといけない」
そう思って、つらい環境に苦しみながらも、なお、がんばろうとして、さらに苦しんでしまう。
「もっと気楽でいい」
「もっと楽にいられるような過ごし方で良い」
そうは思っても、
「甘えてはいけない」
「厳しい環境にいないと成長できない」
そんな風に、楽を望んではいけない。
そう思い、またいつもどおりがんばることを選んでいくというサイクルになる。
そんなことはないでしょうか。
「つらい環境にいるからこそ、成長ができる」
そういう側面はありますし、
また、時には、
「がんばりたい、挑戦したい」
そういう思いを優先させることも大事だと言えます。
しかし、
「本当は楽しく暮らしたい」
そう思っている。
また、
「今の苦痛は、ただただつらいだけである」
「そもそも成長にもつながると思えない」
そのように感じる場合は、楽を求めても良いと言えます。
我慢に慣れて、楽が怖くなる
「楽を求めたいけれど、楽を求めるのが怖い」
楽を求めるとき、そういう気持ちが出てくるのも自然だと思います。
なぜなら、変化を経験しなければならないからです。
いくらつらくても、苦しくても、現在の状況は、慣れた環境といえます。
一方で、もっと楽をしたり、楽でいるのは、新しい環境です。
そうした変化を経験する際の恐れがあるといえます。
「我慢こそ大事」
そう自分に言い聞かせていたけれど、実は、単に変化が怖くて、楽でいる道を選べなかった。
そういう場合もあるといえます。
今の苦しい毎日は、変化もなく、想像もつきます。
しかし、楽な毎日は、変化を伴い、想像がつきません。
「想像がつかない、わからない」
そのような恐怖が伴います。
「もっと楽でいい」
そう思っても、今のままを選んでしまう。
そういうときは、ある意味、変化なく我慢している今の状態でいたいと感じているのかもしれません。
そうした自分の思いに気づくこと自体、大事なことの1つだと言えます。
今より楽を求めても良い
![心を穏やかにするような澄んだ空](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
「楽をすると今持っている何かを失う」
「楽をするのは、逃げとなり、今後のチャンスを失ってしまう」
そう考えるほど、我慢したり頑張るしか選択肢がないと感じ、苦しくなるものですよね。
ただ、それはやってみないとわからないともいえます。
そもそも、どう過ごしても、時の流れとともに、何かを得て、何かを失うのが人生ともいえます。
我慢をして苦しみ続ければ、今あるものを必ず維持できるわけでもありません。
そして、何より大事なのは、何かを失うなどの困難があっても乗り越えられることといえます。
元気な状態であれば、少々の困難も気にしなかったり、乗り越えることができます。
しかし、我慢の毎日で、苦しいと、小さな困難すら、とても大きなものに見えてきます。
自分が元気でいられるには、楽な状態でいることが大事といえます。
困難などを乗り越えられるようにするためにも、楽な状態を目指す。
今より楽を求めても良いと思って過ごす。
それは大事といえます。
つらいとき、苦しいときに、
「今よりも楽を求めても良い」
そう自分に語りかけることで、生活の上で、肩の力を抜いて、楽に過ごすことにつながるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠