健康的な睡眠とは…~睡眠薬依存を防ぐために~

こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。

寒さで中々寝付けなくなる夜になってきました。
私は末端冷え性なので、この時期は足が特に冷たく、電気敷布とストレッチが欠かせません。

そんな今回は、睡眠に着目していきたいと思います。
近年増えている睡眠薬依存…。その前に自分で出来ることをまとめていきたいと思います。

落ち込んでいる男性-うつ病
中々抜けられない睡眠薬依存になる前に…。

社会問題化している睡眠障害

現在様々な睡眠障害の研究の中で、慢性的な“不眠”を経験している人は、日本の成人人口の20%にも及ぶと言われています。
特に近年では、思春期から20代前半と高齢者の睡眠障害が増加してきています。

不眠には様々な原因がありますが、“眠れない”という自覚自体がストレスとなり、そのストレスが緊張状態を誘発し、さらに眠りにくいという悪循環を引き起こしているケーズが非常に多いとされています。

睡眠薬を服用すると、この緊張、神経の興奮を抑え、リラックスさせることで眠りを発現させるように薬理的にデザインされているため、強制的に眠らせるような強い力を持っている訳ではないと言われています。

過量に服用することで、強制的に脳の機能をダウンさせ、“気絶”と同じ状態となることがあります。

そう考えると…すぐに睡眠薬を飲むという選択肢はではなく、まず自分で何かできないか考えてみることも大切ですよね。

ある精神科医は睡眠薬を服用する前に以下のことを説明し、様子を1週間見てから判断するそうです。

・自分で眠れる機能が失われた訳ではありません。
・音、室温・湿度、寝具など、出来る限り眠りを得やすい環境を整える睡眠環境整備が重要です。
・必ず眠れると思って、リラックスして睡眠に臨んでみてください。
・眠れなかったと感じた時、それはどのような状態であったか記録してください。

夜更かしをして読書をする少年
眠れない時に目を使うことをすると脳内には負担がかかるそうです。

健康な睡眠とは…?

そもそも“健康な睡眠”の基準とは何でしょうか?

日中にしっかりと覚醒し、眠気のない睡眠充足状態のことをいいます。

ところが多くの人は、眠っている時間が短いことを睡眠障害と認識しているようです。
実際に「何時間眠れば、よく眠れたと思うか」という質問には、6~7時間と返答する方が多く、眠れば眠るほど疲れが取れるという先入観があるとされています。

では逆に“睡眠障害”とはどういう状態であるかというと、「眠れない」または「眠った気がしない」と本人が感じていて、なおかつ「日中の覚醒に支障が出ている」状態をいいます。
このかとから考えられるように、睡眠の質が大切であり、その継続時間は重要でないことが分かります。

しかし現在の臨床現場では、日中の覚醒に支障が出ていなくとも、本人が「不眠です」と睡眠に対して不満があることを訴えれば、すぐに「不眠症」として扱ってしまい、安易に睡眠薬を処方してしまう傾向にあります。

これらが安易に行われる医師の心理として、不調を訴え医療機関に訪ねてきているのに、「説明するだけで薬を処方しない=医療行為をしていない」と思わのが不本意であることが挙げられます。

実際に私の母も一時期不眠を訴え、医療機関を受診し、睡眠薬を貰ってきていました。
その薬は超短期作用型と言って、2~4時間程度の効果しかありませんが、この超短期作用型、短期作用型の睡眠薬は精神的依存が形成されやすいため、日々の服用に注意しなければばりません。

そのような詳しい説明はもちろんなく、服用していました。
母は精神的依存となる前に服用を辞めることが出来ましたが、説明がなく薬の知識がない方にとっては、知らず知らず依存が形成されているかもしれません。

薬を持つ女性
睡眠の基準は人によって異なるかもしれません。

睡眠障害のタイプで異なる治療法…?

睡眠障害の治療の第一歩は「睡眠状態」の鑑別と言えます。

例えば、環境が要因となっている不眠、心理的ストレスによる不眠、精神疾患に起因する不眠等が挙げられます。
この中で特に心理的ストレスによる不眠にはカウンセリングが有効であると感じます。

現代社会では、この心理的ストレスによる不眠が急増していると言われています。
このような不眠には睡眠薬を使用するよりも、原因となるストレスを特定し、それに対処していくことが第一ですが、現代型ストレスは、暮らしていくことと表裏一体となっていて、排除できないことが少なくはありません。

薬を処方する→効果を実感する→薬の耐性が出現→効果がなくなる→薬を増量する→精神的依存が形成される。
上記のように、心理的ストレスをどのように扱っていくかを考えなければ、いつまでも薬をやめることは出来ず、悪循環のループにはまっていきます。

カウンセリングではまず、ストレスを感じていることを明らかにし、見える化することから始めていきます。
その後色々な心理学の理論に当てはめ、一緒に解決策を考えていきます。

個人により差はありますが、睡眠薬を飲むことをやめたい方、不眠で悩んでいる方…まずは原因の特定を細分化し、一緒に解決策を考えていきませんか?

もちろん環境的な要因による不眠や精神疾患による不眠のお悩み相談も受け付けておりますので、気軽にお問い合わせください(^^)/

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未